3
「私が何をしたって言うの!?貴方の気に障る事があるなら謝るから、放してちょうだい…」
そう、その俺を上から見る態度。
それが気に喰わないんだ。
本当は***が悪い訳じゃない…。
『生徒と先生』この壁がもどかしくて…。
イケナイ事だと分かっていても、こうするしかなかった。
俺は本当に馬鹿だと思う。
でも、歪んだ愛情でも…
俺が***を愛している事には変わりないから。
『ようやく捕まえたんだ、放す訳が無いだろう…?』
此処に居れば、嫌でも俺が目に付くだろう?
俺の事しか考えなくなるだろう?
お前は俺が何を言っても、何を差し出しても、その手を伸ばしてはくれない。
何も思われないよりかは、悪役になってでもその躰に刻み付けたい…。
俺は***のスーツに手をかけ、一気に引っ張ってやった。
丈夫に縫い付けてあったボタンはいとも簡単に弾き飛ぶ。
「きゃ…!何をするの!?止めなさい、翼君…!」
***は抵抗したが、俺は止めてやる気など全く無い。
シャツも強引に引き千切って、胸の前は下着だけになった。
ゆっくり、ゆっくり…
味わうように首筋から胸元へ艶かしく舌を下ろす。
徐々に抵抗していた***の声は、甘く切ないものへと変わっていった。
俺は其れが何だか嬉しくて、歪んだ欲情を更に押し付けてしまう。
ブラジャーのホックを外すのも煩わしい程、早くその頂に触れたくて…。
そのまま上にたくし上げた。
「はぁっ…嫌だ、止めて…うっ…く…」
愛撫を続けている時だった。
俺は***の主張して少し固くなっている乳首に貪りついていて。
何時の間にか零れている涙に気が付かなかった。
『……チッ、止めだ』
「うっく…ふ、ぇ…?」
***の涙を見て、俺は暫くの時間固まってしまった。
興醒めした、と***には冷たく言い放って。
俺は部屋を後にした。
こんな事をしておいて、本当は俺に犯す自信なんてなかった。
情けない顔を見られたくなかったんだ。
お前が、本当に苦しそうな涙を浮かべるから…。
俺は最低だ。
[*前] | [次#]
生意気な餓鬼。 index