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『あ、***ちゃん?ごめん、こんな時間に呼び出して』
先輩は星空の下、月明かりに照らされて静かに立っていた
「いえ、私…帰った後寝てましたからそんな眠たくないし大丈夫ですよ。其れより先輩の方が体調悪そうじゃないですか…」
真夜中のこんな時間。。。
春だといっても夜は冷え込んでいて…私は羽織っていた上着を先輩の肩に掛けた
『***ちゃん…』
「へ?うわっ!!」
先輩は正面にいた私にいきなり抱きついてきた
とても辛そうで…どこか悲しそうな顔で
「せ…んぱい?」
『なんか…僕、***ちゃんに嫌われる事しちゃったかなぁ…』
「え?」
『なんか、***ちゃん…怒った様子で公園通り過ぎたよね?』
「あ、あれは…」
『今日昇降口で会った時も素っ気無くて…かなり、苦しかった』
「え…?苦しいんですか??」
『そうだよ、何も感じていない子なら気にならないけど…好きな子にそんな事されると、凄く苦しいんだ…此処が』
先輩はそう言うとはにかんだ苦笑で自分の左胸の位置に手を当てた
「其れって…///」
『君が好きなんだ…どうしようもないくらいに』
「………」
『***ちゃんは?…君は僕の事、好き?』
「………私も…好きですよ…」
『本当?…本当に?』
「はい…///」
『じゃあなんで冷たかったの?話したくない事?』
「………苦しかったんですよ…先輩と同じくらい」
先輩は困ったような表情で私を見てくる
まるで何が苦しんだろうと問いかけるように…
「先輩が他の女の子と楽しそうに話していると…なんか胸が苦しくて…嫌になるんです自分が」
『………』
神城先輩はそのまま静かに私の話を聞いている…
「先輩は優しいから…しょうがないんだって思うけど…先輩を独り占めしたくて…」
『………』
「あ、あはは…///馬鹿ですね私…だだのヤキモチです…」
『…嬉しいよ、***ちゃんが妬いてくれるなんて…』
「ん…///」
微かに触れる優しいキス…
交わした部分が暖かい…
『***……』
「え!?///」
いきなり名前で呼ばれたかと思うと益々きつく抱きしめられた…
締め付ける腕は思ったより力強くて…今度は違う意味で胸が苦しくなった
でも今までよりも
ずっとずっと、心地よい苦しさだった…
END
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