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「で、なんですか?こんな所に呼び出して…」
いきなりその子は私に詰め寄ると、
私の頭の数センチ横の壁を思いっきり殴った
『なんで貴方なんかッ!!貴方なんか消えてしまえばいいのよッ!!!!』
訳も分からず理由を訊ねると、颯大君にフラれたのだと。。。
しかも私のせいで…
「な、なんで私のせい!?私なにも…」
『…深水君は貴方が好きなのよっ!!貴方さえいなければ…私は…』
涙と憎しみのこもった瞳でその子は私を見据える…
え…なに…??颯大君が私を…?
「そ、そんな…」
『貴方はどうなのよっ!!貴方が深水君を好きなら食い下がるけど、そうでなければ私、颯大君を諦めきれないわっ』
…………え?
私??
「私は…颯大君の先輩だよ??そんな…」
『先輩だから後輩だからって関係ないじゃないっ!!其れなのに深水君は…』
その子は私の胸倉を掴むと、大きく手のひらを持ち上げた…
打たれるっ!?!?
「………ん…」
『は〜い、其処まで★…アンタさあ、***先輩に何やってるの?』
『…なっ!?』
その腕を止めたのは颯大君だった…
『僕が誰を好きだろうと勝手でしょ?迷惑なんだけど』
『だって深水君、この子ッ!!』
『言い訳するの?僕そう言う人大っ嫌い…』
『くっ…』
その女の子は背を向けて走って行ってしまった…
助かった、けど…何で颯大君が此処に?
『良かった、大丈夫?先輩…なにかされてない??』
「うん、大丈夫、平気だよ…なんで颯大君が此処に?」
『だぁって***先輩が玄関いないんだもん、見かけた人が体育館側に行ったって言ってて…』
「そうなんだ…有難うね」
『………』
「…どうしたの?」
『ね、さっきの話…僕も訊きたいんだ…』
「え?」
『先輩…僕の事、好き?』
「………」
『やっぱり…後輩としてしか、見て…無いよね』
颯大君の声は聞いた事もなく切なくて…
「………」
『僕、***先輩に何言われても…先輩が好きだよ』
「…私も、好き、かも…」
『!?本当??…好きって友情とかじゃなくってホントに愛してるって感情の好き??』
「ぅ…ん///」
やっぱり私は、颯大君の事…好きだったんだ…
今、初めて嬉しくなった…もう、何も怖くない…颯大君がいてくれるのなら…
『やっりぃ!!!!』
「うわッ///」
颯大君はいきなり跳び付いてきて…
でも、何時ものような抱き付き方じゃない…
もっと優しく…壊れ物を扱っているみたいで…心地よい
『***先輩だけは絶対僕から離れないでね!!』
END
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