5
橘君の横顔、こんなに近くで見られるとは思わなかったなぁ…
とても凛々しくて、端整な横顔。
今は爪を潜めている鷹の様な目。
銀色に光る髪の毛も
…全部全部…
『***先輩、何してるんスか…?///』
「橘君の髪の毛、触ってますけど何か?」
『い、や別に良いっスけど何か気になって…///』
「ふふ、なんか夢みたい…幸せ」
さっきの追いかけっこから遠く離れてるような優しい空間。
とても心地よい…
とてもとても、愛しい…
「ね、橘君…」
『なんスか…?』
「好き」
『…っ///』
カチャっと微かに箸の音が鳴る。
不意打ちの言葉に少し驚いたみたい…
「あは、ごめんね行き成り」
『俺も…』
「?」
『俺も、***先輩が好き…スからね…』
「…うん///」
この時間が幸せ。
貴方と居る空間が幸せ。
例え交わす言葉が少なくとも。
私は一つの愛の言葉だけで十分。
だけど私は求めるの。
「キスしよう…?」
END
あとがき⇒
- 79 -
[*前] | [次#]
ページ:
生意気な餓鬼。 index