「貴殿の記憶は、少なくとも一度、そのなかみを放り出した」
「二度目のものごころがついて、その体に命絆たる武器を受けた時から貴殿は、ここ」
「――永久に続く倖せの邦、【てんじょう】で、暮らしている」
「これに相違ないか」