ハロウィン 道満

マスターによる確認済
キャスター勢によるチェック済
安心安全キッチンカルデア謹製お菓子詰め合わせ。
ご丁寧に道満にも回ってくる子供サーヴァント達の為に道満本人では無く隣で見張るマスターから2人分のお菓子を渡される。


「じゃあトリックオアトリート」
「ンンン菓子は先程貴女様がボイジャー殿に渡された物で最後だった筈。...よもやそれは拙僧が何も持たぬと分かった上での問いだと?拙僧に悪戯でもしたいと申されるか」
「勿論。お菓子を持っていないならいたずらをするよ。で?お菓子持ってる?」
「まさか。拙僧は昨日から菓子の類に触れることすら許されませんでした故」
「だよね〜。ま、分かってたんだけどさ。じゃいたずらするかぁ...」
頭上で余裕綽々な笑みをした道満にしっかりと目を合わせる。今日の本番はここからだった。
「じゃあまず『令呪を持って命ずる、手持ちの式神全部出して』」
ぴくり、道満の右眉が揺れた。
「なにをお望みかと思えば...ンンン。なんぞお望みの式でもあれば明日にでもこさえましょうて」
「いや、式神が欲しいわけじゃないよ。トリックオアトリートって言ったじゃん。これは悪戯。ほら出して」
袖口胸元最後には手品の様に手元に現れた式神の束を受け取る。どれだけ持ってたんだ。
「よし、じゃあ...小太郎ー!」
「ここに」
ヒュッ。思わず喉が鳴ったのは許して欲しい。いや打ち合わせてたし呼べば来るのは分かっていたけど思いの外近いな?清姫の距離だぞそこは。


ぺたり。道満の背に何かごちゃごちゃと書かれた札が貼り付く。途端に顔から余裕が消えて行った。
「...は」
「あは、超速で効くじゃんこれやばいね」
「玉藻ちゃんに式部さんを筆頭に三蔵ちゃんとメディアさん、通りすがりのスカディに協力して貰って作ったお札だよ。

「段蔵さーん」
「お側に」