チーム静岡
オープニング
「夏っつったらさ、子供のときココ必ず行ってたみたいな所ってあるの?」
「あ、合宿」
「合宿?」
「何の?」
「野球」
「「へぇー」」
「なんかね、秩父まで行ってたよ」
「俺も秩父だった」
「「えー?」」
「何かあるんだよね」
「うん」
「何すんの?秩父で。あ、野球やんのか」
「そりゃそうでしょ。野球の合宿なんだから(笑)」
「キャンプみたいなのと野球の合宿、合体しちゃってるから」
「なるほど」
「毎日カレー食うし、」
「「(笑)」」
「毎日野球やるし、真っ黒だったもん」
「そうだろうね。ずっと外だもんね、練習するし」
「にのが真っ黒とか想像できないね(笑)」
「確かにね、今真っ白だから」
「何やってました?」
「私?」
「うん」
「特に思い出がない」
「「(笑)」」
「どういうこと?(笑)」
「家族でどっか行く、とかは?」
「全然。共働きだったし」
「あー、そっか」
「だから本当、おばあちゃんの家くらい」
「よくあるやつね」
「そうそう」
「でも確かに芽依ちゃんって夏のイメージないかも」
「「あー」」
「海とか山とかさ、」
「屋外のイメージないかもしれない。肌も白いし」
「芽依って昔からインドアだったの?」
「そうだね」
「家で何すんの?」
「え?」
「いや、小学生のときとかって外で遊ぶじゃん」
「大体ね」
「でも家にいたんでしょ?」
「うん」
「何すんの?」
「普通に宿題やってー、テレビ見てー、ビデオに録ったアニメ見てー、…あと何してたかな?」
「ビデオって懐かしいね(笑)」
「あっ、人形作ってた!テディベアとか」
「小学生ってテディベア作れんの!?」
「わかんないけど、私は作ってた」
「裁縫も昔からやってんだね」
「うん、昔から好きだった」
「アニメ見て裁縫やるって、昔から変わんないのね、アナタ」
「あー、そうかも」