姫嵐
「姫嵐!第2段でございますよ」
「今回はロケの休憩中、私が怖めのギャル男にナンパされるドッキリです。怖めのっていうのがポイントだね」
「まぁ、実際はそんなことありえないんですけど(笑) そこはスタッフさんたちが上手くやってくれますので」
「さて、にのは私を助けてくれるんでしょうか?」
「休憩入りまーす」
「「はーい」」
「二宮さん、ちょっと確認があるのでいいですか?」
「はいはい」
「あっちのお店見てきてもいいですか?」
「はい、どうぞ」
「あれ、芽依は?」
「あっちの店ちょっと見るって言ってましたよ」
「そう、ありがとう」
「可愛い子ちゃんっ!こんなとこでどーしたの?」
「え?」
「あれ、嵐の渡辺芽依に似てるね」
「ってゆーか、本人?」
「あ、いや、」
「マジ?超ラッキーじゃん」
「遊ぼーよ」
「でも、あの…」
「いーじゃん、ちょっとくらい。なぁ?」
「お茶するくらいでいいからさ」
「お仕事中なので」
「でもカメラないじゃん」
「いや、あっちに」
「ないない」
「えーっと、あの、」
「ほら、行こう行こう」
「何やってんの?」
「和也、」
「もう収録再開するから行くよ」
「ちょっとちょっと、この子は俺らと遊ぶからさ」
「邪魔しないでくれる?」
「それとも何?…やんの?」
「……、」
「や、やめてください」
「はいはい、芽依ちゃんは危ないからこっちで待ってよっか」
「いや、でも、」
「い、いいよ、やっても」
「和!?」
「それで返してくれるんでしょ?」
「まぁ、暇潰しになればな」
「やだ、和也!」
「ちょっと待っててね」
「っ…」
「じゃあ、やりますか。…オラァア!(殴る)」
「っ、(目を閉じる) ……、あ、れ…?」
「んふふ、せーのっ!」
「「「姫嵐!」」」
「………へっ?」
「二宮さん、姫嵐です」
「あー、そういうことかよぉ」
「んふっ、はい」
「マジでビビった!」
「うん、そんな顔してた(笑)」
「漫画みたいな展開だと思ったんだよ!でもお前の顔が本気っぽかったから、これはヤバいと思って」
「嬉しかったですよ、助けてくれて」
「当たり前でしょうよ、自分の嫁なんだから」
「んふふ」
「あー、もうやだ!」
「姫嵐、大成功!いぇーい!」