「おはー」
妊娠がわかった次の日。今日は6人全員で雑誌の撮影です。
昨日のうちに、家族と社長には報告を済ませてある。みんな喜んでくれてよかった。
親には『都姫よりも早く出来るとは思わなかった』とまで言われた。確か結婚の時もそう(笑)。
「おはよ!」
「芽依チョコいる?」
「いるぅー!」
「食い意地張ってると太るよ」
「ほっとけー!」
「んー、うま」
潤くんからのチョコを頬張っていると、翔ちゃんが楽屋に入ってきた。
「おはよ」
「おはよ、翔さん」
「翔ちゃん!待ってたよ」
「芽依大丈夫?」
「だいじょーぶ。ありがとね」
「…何?今日心配性度が増してない?」
「あのね、 真剣な話するから聞いて?」
昨日翔ちゃんに話した時と同じ切り出し方をする。
「あのね、最近私調子悪くて、昨日病院行ってきたの。そしたらね、妊娠、してたの…」
「 これから大変だし、もちろん俺も芽依のこと支えるけど、みんなも芽依のこと支えてやってほしいんだ」
自分の太腿の上に置いていた手に翔ちゃんの手が重なる。
言うべきことは全て言ったはず。あとは4人からの返事を待つのみ。
「え?ホントに? 」
「しょーくんがパパかー(笑)」
「それより昔俺らの後ろちょこまか着いてきてた芽依がママだからね?(笑)」
「支えない訳ないでしょ。困った時に助け合えるのが俺らなんだから」
「みんな…」
「はら言ったでしょ。 みんな味方だって」
「うん!」
「ちゃんと元気な子産んでよね!」
「どっちに似てもかわいいだろうなー」
みんなに期待されてるよ。
早く私たちに元気な姿見せに来てよね!(笑)
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