ハプニング その8
以下は、夏希と久美子の回想の一部である。
舞台は2周ほど回って、夏希はF組の前に戻ってきたところだ。
夏希のクラスの第一声も「やっだぁ、夏希ぃ」と、これは夏希と仲の良い女生徒の声であった。
続いて「どうしちゃったの」「素っ裸じゃないか」と、驚愕の声があちらこちらから上がった。
(夏希:わかっていたんだ。わかっていたんだよ、こうなることは)
夏希は他の5人と比べると、やせていてやや貧弱なボディである。
酷評も予想はしていたが、改めて聞かされると少しショックだ。
「やっぱりペッタンコだな」「うゎぁ、やせてるね」
褒めにならないような褒め言葉もある。
「松嶋って、ち〇ぱいだけど。割れ目はすごく長いんだな」「本当にスリムでヤセギス」
(夏希:そうだよ!悪かったな。あんまり見ないでよ。あっ!)
夏希がちょっと好意を持っていた時雄が、顔を赤らめながら前に出てきた。
夏希はギクとした。彼は何か言おうとしているのがわかる。
(夏希:え!、時雄君、な、何よ)
(時雄)「夏希、お前、思ってたよりすごく立派な割れ目とかわいいお〇ぱいがついてるんだな」
ドキュン!かわいいと言われるとは全然思わなかった。
(夏希:かわいいって。え、え、何、あたしぃ?)
(時雄)「これが夏希の女の部分か。いや少し見直したよ俺。お前、思ってた以上に女なんだな。女の中の女だよ」
(夏希:あ、当り前じゃないの。あたしは女よ)
しかし、割れ目やおっぱいを見つめられながら、女、女と言われると、顔がどんどん熱っていく。
(時雄)「写真撮らせてね。うわぁ夏希のマ〇コか。おれ正直、女のマ〇コはじめてみた。こうなってんのか」
顔をつけるようにして写真を撮りだした。
(女のマ〇コって、あたし、時雄君、ちょっとやめてよ)
まもなく舞台は回り出し夏希はF組からA組の方へ移っていった。
(ああ、動かなかったよ)
少しうれしいようなほっとしたような気持になった。まだ胸がうずいている。
しかし、F組が視界から消える時に・・・聞こえてしまった。
彼の隣にいた桃之介が時雄君に「おい、夏希のアソコ濡れて、光ってただろ」
(夏希:え!)
(時雄)「ああ、まあね。突然、ビショビショに濡れだしてた」
(夏希:あゎゎゎ!)
他の生徒も興味深そうに近寄って来て、桃之介に、
「それ本当かよ」
(桃之介)「本当だよ。もう一回ってきたら、近寄ってじっくり見てみろよ」
(時雄)「そんなこと言うなよ。かわいそうだろ夏希が」
回転舞台は4周目から5週目にはいったところだ。
久美子も自分のクラスの前に再び回ってきた。
クラスのみんなも裸に慣れたようだ。
写真を撮る音は相変わらずだが、それに交じって、
静かだった客席から「久美子ぉ」「がんばれぇ」と声援も混じるようになった。
だがしかし変な声もある。一番前に出てきている男子がぼそぼそとしゃべっているのが聞こえる。
(進次郎)「すべてをつかんだぞ。松本久美子の体のすべて」
(久美子:進次郎の奴、また何か変な言っている)
進次郎の左右に座っていた啓介と達夫が「すべてってなんだよ?」
(進次郎)「ほら久美子の右の割れ目には小さい星のようなホクロがあるだろ。
あと右の乳輪の横にもホクロがあるだろ。こっちは少し茶色。近寄って見て見ろよ」
これを聞くと久美子もギクリとした。
(久美子:ちょっと、何言ってる!どこまで細かく見てんだ)
さすがに手が動きかけたが、何とかこらえた。
(啓介)「え、どれどれ、あ、本当だ。ホクロがある」
(達夫)「たしかに星みたいな形だな」
3人は代わるがわる、お〇ぱいや割れ目に顔をくっつけるように見ている。
(久美子:あ、あ、あ、ちょっとどこ見てるの、なにすんのよぉ)
みんな納得したみたいだが、進次郎は得意になってさらに続ける。
(進次郎)「それとさ、久美子のおマ〇コからは、少しオシ〇コの臭いがするだろ」
(啓介、達夫)「本当に、どれどれ」
(久美子:ちょっと、オイ何やってんの。ちょっと、やめてぇぇぇ)
さらに数人が群がってきて、鼻をくっつけんばかりにして嗅いでいる。
周りにいた女子が「ちょっとやめなさいよ」「最低じゃない」と言っているが無視だ。
「あ、本当だ」と言う声が聞こえたところで、舞台はもうE組の前まで回っている。
久美子は真っ赤になりながらも、なんとか、動くことも隠すこともせず、
さすがに目こそつぶったが、無事とおりすぎることができた。
しかし心の中では思い切り罵っていた。
(男子どもの、バカぁ!)
結局、この2人はクラスの前を回るたびに、ああだこうだと辱められて、最後の最後に動いてしまった。
そして、彼女たちを泣かせた男子は全員、クラスのみんなから責めたてられて、彼女たちに土下座をさせられた。
なお、約束を破ることになってしまった久美子と夏希であるが・・・まったく何事もなかったのである。
舞台が回り始めた瞬間に、約束はすべてチャラになってしまったらしい。
2人の、お〇〇〇は、その後もずっとついたままだった。
よかったよかった!
- 8 -
*前次#
物語の部屋 目次へ