妄想別館 弐号棟


ダイヤモンド警備指令 その8


「さて回収しようか」碧が言う。
机の上には、夏美の作った惚れ薬と、碧の作った惚れ薬がある。
そして、なぜか美穂の作った物も。
夏美と碧は「あんた、さんざんバカにしてたじゃない!」
美穂はハハと引きつったように笑いながら、
「いやいや、そうなんだけどさ・・・」
あのすごい効力を見て、自分もやってみたくなったんだそうだ。
「ダメ没収!」
碧の一言で決定だ。
美穂は恨めしそうに見ているが「はーい、わかりました」
碧は粉を全部集めて、ガラスビンに入れると蓋をした。
(美穂)「あーあ、せっかくドンペリを使ってみたのにな」
(夏美)「え、あんたも、あたしもよ」
碧の惚れ薬は『ドンペリ』を使っていたと聞いて、まねてみたのだ。
(碧)「あきれたね」
碧はクスクス笑いながら2人を見ていたが、
(碧)「さあ、こんな危ないクスリは全部水に流してしまいましょう」
洗面所に持って行こうとしたが、
「あっ!」
うっかり躓(つまづ)いてビンを落してしまった。
「あ、危ない!」
バチャーンと、音がして、ビンは割れてしまった。
(碧)「あちゃぁ、しまったよ」
(美穂)「いいよ、あたしが片づけてあげる」
(夏美)「あたしも手伝うよ」
(碧)「いいよ。あたしがやったんだから、あたしがやるよ」
3人は片づけていたのだが・・・すぐに様子がおかしくなった。
美穂が夏美の手を撫でている。
夏美は赤くなりながら「どうしたの?」
(美穂)「え、何でもないけど・・・あなたの手ってスベスベで素敵ね」
聞いていた碧は「何を変なことを言っている」と、思ったが、
なぜだか嫉妬心のようなものが起きてきて、抑えきれなくなった。
(碧)「なによ美穂さん。あたしの手だって、きれいなのよ。撫ぜてほめてよぉ」
(夏美)「あたしが舐めてあげる」
夏美が碧の首にとびついて碧を押し倒してしまった。
胸に顔をうずめて、ゴロゴロと鳴いている。
碧はなぜか、今回はイヤとは思わなかった。
それどころかどんどん恍惚状態になっていって、
(碧)「うれしい。夏美さんもっと強く抱いてよ」と、言ってしまった。
美穂も飛びついてきて、碧の腰に手を回す。
(美穂)「あたしもやるぅ」
3人で抱き合い、じゃれあっている。
そのうちに夏美が、
(夏美)「あたしシャワー浴びてくる」
碧も「あたしが背中を流してあげる」
美穂までも「ズルーい、あたしも混ぜてよー」
3人は服を脱ぎ散らかしながら、風呂場に突進していった。
その後の状況は述べるまでもない。
お風呂でさんざんに遊び、その後はスッポンポンでベッドに入って、桃色のひと時を過ごしたのであった。
これの状況はとても筆では表わせませんわ・・・
そして・・・
天国で遊んでいるような彼女たちであったが、クスリの効果が切れた後の惨状というのは・・・
これの状況もとても筆では表わせませんわ・・・

                                   ダイヤモンド警備指令 完

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