memo

▼2024/10/08:取り敢えずオパールにしとこ? あの人の歌みたいにさ

一気に気温が下がって足元をヒーターで温めながら小説執筆の息抜きで文章を書いている。
とても可愛いお洋服を購入した。アクシーズファムのポエティックと言うラインから発売された、ゴシック風味のブラウスとミニスカート。世間ではY2Kと言う2000年代の流行がリバイバルする文化が流行っているらしい。池袋ウエストゲートパークとか、私が集英社に忠誠を誓いかけた時期に少年ジャンプで連載していた作品とかのファッション。ゴシックロリータを含むロリィタも何度目かの流行が始まっていて、うっかり十年以上前の自分が息を吹き返してしまった。
このブログは『Cry&cry』と言う名前だが、前身となった携帯ホームページの頃の名前は『斜陽』である。あのブログサイトを運営し始めた頃の私は高校生でゴシックロリータやパンクロックの格好で生きていたのだが、一度は卒業して一般に広く受け入れられるタイプの女性のファッションを追い駆けていた。可愛い物は変わらずに好きだけれど、可愛すぎる物はもう年齢的に難しい、とか思っていた。
しかし三十路を過ぎた現在、私はまたロリィタの世界に戻って来てフリルやレースやリボンを追い駆けている。今年の初め辺りから年齢が本気でただの数字とか記号としか思えなくなり、可愛い物は素直に可愛いし、身につけたいし持ち歩きたいと思うようにもなる。以前纏っていたお洋服達を処分した自分を本気でぶちのめしたくなりながら、新たなお気に入り達を買い求めるようになった。勿論あの頃とは好みが違うが、基本的なモチーフの好み等は変わらない部分が多い。ただ、以前よりも可愛らしさを強調して甘めのアイテムが好きになった。天使に猫ちゃん、クマちゃんにうさぎちゃん、苺とかクリームとかお花とか、色合いもくすみパステルとか砂糖菓子みたいな色が好き。でもゴシック趣味も健在なので十字架と骸骨と蝙蝠の翅と悪魔と吸血鬼も外せない。ゴーストとかシスターもだ。
学生の頃とは違い、ロリィタやゴシックロリータ以外のお洋服もTPOに合わせて着てるしすべての場所に厚底ブーツを履いて行ったりもしない。なのにあの頃よりも自由になれた気がする。何よりメイクは今の方が圧倒的に上手だ。そもそもコンタクトレンズが怖くて眼鏡しか使わなかった頃とは見た目の印象が違い過ぎるのだ。近視だとレンズの向こうの目はどうしても縮小して見える。目元のクマが目立つからコンタクトは無理とか言ってたが、知ってる? メイクで隠せるんだよそのクマって。
碌に勉強せず闇雲に化粧品を肌に乗せていた頃と違って、今は『何処に何をどのくらい乗せるべきか』が分かるようになってきた。カバーしたい所とカバーすべき場所は必ずしも一致しないし、ちょっとした裏技を見つけていたりスキンケアを見直したら肌の粗が少なくなったりもしている。
そんなこんなで、再びあの世界のドアを開いてしまったわけだ。周囲でも一度ロリィタやゴスロリを卒業して三十路辺りで戻って来る方は結構いるらしい。そして、過去と現在は当然違う所も多々あって、私個人としては現在のゴスロリやロリィタの方が自由な発想でコーディネイトする人が多く感じる。嘗ては推しブランド(多分その頃推しって概念ないけど)のお気に入りのラインのアイテムでなるべく揃えるべき、と言う風潮があったように思うのだが、現在のロリィタは好きなお洋服ならどのブランドのアイテムを掛け合わせても構わないんじゃないの? と言った感じに思う。正直、その方が面白いと感じる。だって、フィントのブラウスにメタモルフォーゼタンドゥフィーユのジャンスカを合わせても世界は滅ばない。何ならロリィタじゃないブランドのアイテムでも可愛かったら合わせればいいし、コーデとして成立しているしていないは個人の感想だ。
その上安価なブランドでロリィタ準備段階みたいなお洋服が売っていたりもする。今度初めてしまむらオンラインでお買い物する心算なのだが、ロリィタモデルさんとのコラボアイテムがあるので是非とも購入したい。安心のしまむら価格だし。
学生の頃ロリィタやゴシックのファッションが掲載された『KERA!』と言う雑誌の発売を心待ちにしていたが、かの雑誌のモデルさんの何人かは現役で活躍されている。高校生の頃の自分は元気を取り戻して私の手をぐいぐいと引くのだ。もっともっと可愛くなれるよ、貴女は。
そんな訳で少し前の鬱々とした精神状態からはすっかり脱却した。でもこの高揚感も病気の症状の一つなんだろうな、双極性障害の治療薬も使うかもしれないし。一日でも感情の波がザッパンドッパンと大嵐を起こしている。けれども、それなら『消えたい』と思う感情の波は数時間で収まったりするかもしれない一時的な物なのだ。さなかに居る時にそう思う事も悟る事も難しい。でも一時の感情で行動を決定してしまうと、本当に消えたいわけじゃないのに極端な選択をしてしまうかもしれないと言う事だけは覚えておこうと思う。
やっぱりお洒落は楽しい。メイクを研究するのも美肌を追求するのも面白い。最近だとプチプラで効果抜群な組み合わせのスキンケアコスメを見つけられて、その分お洋服に課金できるようになった。そして将来の目標が一つ見つかっている。
私は将来、PINKHOUSEが似合うチャーミングなおばあちゃんになりたい。フリルとレースとリボン、全部手放さずに歳を重ねるのだ。PINKHOUSEには五十年以上の歴史があり、札幌の東急百貨店のお店には素敵なご婦人がいらして優しく迎えてくださるのだ。多分私の祖母と同じ世代の方も着ているブランドで、でも全然古臭く無くて可愛い。ちなみに価格はゴージャスだ。

世間的に少女でなくなる事を怖いと思った事もあるけど、多分少女ってその人その人で定義が変わるし、『少女的』で在り続ける事は不可能じゃない。怖いと思うのは本当だった。でも今の所私は私の事が好きだし可愛いと思う。消えたいって思ったのも自己愛故だし。
こういう風に思いを文章にできる私で良かった。思いって形にしないと見えないし残せないんだよね、厄介な事に。後で見返すと顔から火が吹く時とかあるけど、それすらも出来なかったら成長とか出来ないと思うんだ。

←前へ | 次へ→