memo

▼2025/08/12:闇色とは言うけれど、夜明け前が一番暗い

子供のころと比べると味覚が変わったなと思う事が増えた。既に成人していた十年前とだって大分違う。春くらいからチョコレート菓子を自分に買っていない事に気が付いた。ケーキを食べはした、がそれは母に連れて行ってもらったアフタヌーンティーのメニューの一部だったから自分でお金を出してはいないし、強いて言うならこの前数年ぶりのサーティーワンアイスクリームでチョコレート味のアイスを食べたと言うだけ。自宅へ持ち帰ってはいない。
私は嘗て大のチョコレート好きで、毎年バレンタインデーの時期を心待ちにしていた。百貨店の催事やコンビニエンスストアの限定商品、スターバックスのバレンタインビバレッジも大好きだった。しかし、今はあまりチョコレートに興味が無い。嫌いになったわけではもちろんないのだが、今はあまり甘い物を食べたいと思わなくなった。特に甘い飲み物も嫌いと言うほどではないにしろ、舌に纏わりつくような気がしてあまり量を飲めない。元々飲み物は甘くない物の方が好きなのだが、コーヒーも入っているチョコレートシロップたっぷりのカフェモカとか、生クリームもりもりのラテも飲まなくなったのは意外な事と思うし、そう言われる。
コーヒーが好きになった切っ掛けは高校生の頃に駅のスターバックスコーヒーで勉強することにハマった事なのだが、当時私は自宅で勉強が出来ないタイプの学生だった。社会人になった今でこそ自宅でデュオリンゴをやり倒す毎日だけれど、高校生の時には『カフェで勉強するのがステータス』みたいな風潮があったので(うちの高校だけだろうか?)わざわざ出掛けて(しかもそれなりにお洒落する)高校の教科書を丸テーブルに拡げて甘いコーヒービバレッジとスコーンやマシュマロ入りの大きなクッキーを頼んで勉強するのが大好きだった。まあそれなりに成績も上がったので親も何も言わなかったのだと思う。次第にお金が続かなくなり自宅でコーヒーを飲みつつの勉強スタイルに変わっていったが、どちらにしろ私の勉強には珈琲やカフェインがつきものであり、しばしばチョコレート菓子が付いてくるのだ。
繰り返すが、チョコレートが嫌いになったのではない。ただ、自分で自分を食わせないといけない今の私には、市販のチョコレートの値段が財布に厳しいのだ。毎日の昼食は朝自分で拵えるし、外食も月に一、二回程度に抑えている。休日に外食する際も値段を気にしてはなるべく安く済ませようとポイントを貯めるようになった。純粋に『勿体無い』と感じる事が増えた。
自分にご褒美をあげる事も大好きなのだが、そのご褒美が財布を痛めつけるのはいただけない。
そもそもご褒美は日常的な物ではないので、日常の自分は日常の中でケアしている。お風呂に入って好きな音楽を聴くのもそうだし、好きな動画を見るとか、ご褒美候補として欲しい物を探す事に時間を割くとか。筋トレに関しても同じようなくくりに入るのかもしれない。個人的に身体を動かさなさ過ぎても疲れがたまるので、動ける時にはなるべく動いて汗をかき、お風呂に入ってしっかり眠る。今服用している睡眠薬が『自然な眠気を強くする』タイプのものなので、それをしっかり効かせる為にも身体を動かすようにしている。昨日もフルコースで筋トレと有酸素運動をしたらいい感じに眠気が来たのでスッと眠る事が出来た。仕事が忙しい時期なのもあってその日の疲れはその日に取っておきたい。
話が大分それた。そう、味覚が変わったと書いたが、昔は好きなじゃなかったものの筆頭が実の所今欠かせないブラックのコーヒーで、甘党だった自覚もあるがそれにしたって味覚が子供に寄っていた。酸っぱい物も苦手で、未だに百パーセントのオレンジジュースが飲めない。何なら生の苺も苦手である。グレープフルーツに関しては天敵レベルで苦手。でも苦い物は寧ろ大好きになった。ブラックコーヒーだけでなく、高カカオのチョコレートも大好きだし純ココアを使った簡単なスイーツもたまに作る。紅茶もストレートが一番好き。甘いものに合わせるなら尚、甘くない苦みや渋みのあるものの方が好きになった。
専門学校に入ったくらいから、夜に作業する度カフェインを摂取するようになる。今はしていない事だけれど、真夜中まで珈琲をがぶ飲みしながら原稿に向かっていた所為で疲労のあまり付けペンをインクの代わりにコーヒーに浸してしまった事もあった(やった直後に気付いて頭を抱えた)。
当時の主治医は『貴女と同じ病気の患者は大体、コーヒーか煙草に依存する。まだコーヒーの方が健康的だから私は止めない。ただ、一日に四杯までにしなさい』と言っていたのを覚えている。つまりこれはもう半ば依存状態だったんだろう。それでも今現在は一日に四杯までのルールは守っているし、何なら一杯も飲まない日もぽつぽつある。夕方4時以降は飲まないようにしていて、どうしても飲みたいならノンカフェインのコーヒーを飲む。
カフェイン依存の人は頭痛がしやすいとか、肩が凝るとか動悸がすると云う『依存・離脱症状』についてたまに見聞きする。私の場合当て嵌まる事が今の所は無いので、耐性の問題もあるのかなと思った。年に一度精神科で行なう血液検査では腎臓と肝臓がすこぶる元気らしく、あらゆる化学物質の代謝が人よりも早いらしい。お陰で感冒薬や鎮痛剤系もさっさと代謝されてしまって困ると言えば困る。お酒に強かった過去も多分、これが原因だ。
SNSで知り合った外国人の友人曰く、日本人東アジアの人々にはアルコールに弱い代わりにカフェインへの耐性が高い人が多いらしい。彼女はムスリマなのでコーヒーを嗜むけれど、そうでない地域の友人は私の様な飲み方はしないと言っていた。同じ人間なのに不思議だ。
ちなみに私の場合は珈琲で頭痛が良くなることが結構ある。ので、軽い頭痛の気配を感じたらコーヒーを淹れる事が多い。しかしこれはそんなによくある事でも無いらしいと最近知ったので以前友人に勧めてしまったのが少し申し訳ない。やっぱり肩回りを温めるのが良いのだろうか。耳の周囲を解すようにマッサージするのが習慣というか癖なのだが、それをすると首回りがぽかぽかして頭痛の波が引く事が多い。
身体は暖め過ぎても冷やし過ぎても良く無いらしい。極端な方向に走りやすい生き物だからこそ、何事も程々が良いのだ、多分。


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