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▼2025/12/12:樹蜜生まれの金平糖、化石になっても止まらない時間

ホリデーシーズンと言う事でクリスマスコフレを幾つか購入しました。大人になるにつれ、家族との過ごし方も変わっていくなぁと思う昨今ですが、私元々クリスマスにはそれなりに思い入れがあって、何でかって両親が気合いを入れてクリスマス(だけでなく季節行事は大体力入ってたけど)の準備をするタイプだったからなんですね。ケーキは勿論、クリスマスのディナーはかなり豪華でした。普通一般家庭で北京ダックとかエスカルゴとか出てこないと思う。毎年中身は変わりましたが、オーブン料理は必ずありました。ターキーとか魚のパイ包み焼きとかグラタンとか。ケーキは有名店のホールケーキを予約するし、プレゼントもすごい気合いの入りようでしたね。何せ英語の筆記体でサンタクロースからの手紙を用意してましたし。
実父は英語がそれなりに得意だったらしく、年代的に筆記体が書けるのもあって私宛に手紙を用意してたんですよ。それに両親からのプレゼントはサンタクロースとは別枠で設けられていたし、祖父母からも色々貰ってました。その後大晦日とお正月は自宅から近い母方の実家で過ごして、お年玉を両家の親戚から貰うのが通例。
とまあ、結構楽しい季節でしたね、この時期は。
過去形なのでお察しかと思うんですが、このご馳走とかプレゼントのオンパレードは実父なりの愛情と言う名の見栄張りでした。あの人、季節行事が好きなのはいいんですけど周囲から『幸せそうな家族』と思われたかったらしくて。もっと言うなら、『幸せそうな人』と思われたかったんでしょうね。だから色んな嘘をついて、色んな悪い事をして、結局独りきりで逝ってしまったんですよ。いや、独りかは分かんないな。病院で入院中にいつの間にか亡くなっていたらしいし死因も特定できなかったみたいなので、もしかしたら誰かしらが病室に居る時に気付かれずに逝ってしまったのかもしれない。

クリスマスから随分話がそれました。
なんでこんな物騒な事を書いたかと言うと、家族っていつ何時『一緒に居ない事』を選択していてもおかしくないって言いたかったんです。私は何年も前に実父とは縁を切りましたし、今の家族と一緒に過ごさないクリスマスも一年ちょっとでやって来ます。今年は敢えて大晦日と元日に仕事を入れましたし、義父も大晦日と元日共に仕事です。
きっと、家族そろって暮れを過ごすって事自体が珍しくなっていくんだろうなと。あったかい部屋でご馳走を食べるとか、贈り物をし合うとか、そりゃあ幸せなんですけど、出来ない人も居るし、敢えてしない人も居る。
正直、顔を合わせて息が詰まるなら家族であっても一緒に居なくてもいいんじゃないかなと思っています。家族は一番近い場所に居るだけの他人です。自分以外の人は皆『他人』なんですよ。だって『自分』じゃないじゃないですか。
そこに罪悪感とか悲しさとかそれに似たようなものを抱く人が居るのも事実ですが、案外一人も良いもんです。自分を傷つけたりマイナスな事をしてくる人とは離れたって言い。家族とか血の繋がりがあるとか、案外どうでもよくなったりしますよ。私は義父と血の繋がりは無いし、実父サイドとは没交渉だし、恋人がほしいとかも無いですしね。

ただ、自分が今の状況が嫌だと思うから辛いんですよね。これは自分の望む環境じゃないって分かっているから辛い。でもそれって、あなたの所為じゃないと思うんですよ。正確には『あなた一人の所為じゃない』でしょうか。何かの事象が起こったり、状況があるのって相手が居る場合には双方に幾らかずつ原因があるんです。その割合はケーズバイケースだけど、今回みたいなパターンならあなた由来の原因ってどれくらいですか。多分、そんなに多く無いんじゃないですかね。
相手を変えるのは難しいです。状況を変えるのも同じくらい難しい。でも、何もしないという選択をなるべくとらないでいるよう心掛けるあなたが、友人の私としては誇らしいです。私は随分と前に実父やその他の人を切り捨てているから。その優しさを、なるべくなら良い方向で大切にしたい存在にかけてあげてください。
自分以外の命を預かるとね、責任感は大切ですが背負い過ぎも毒になります。いつかあなたの事を困らせている人が適切な医療とかにかかって、自分の考えの癖や振る舞いについて自覚し、反省してくれると良いのですが。正直受診するべきレベルなんじゃないかなと思うから。本当、近い場所に住んでいる人なら引き摺ってでも私のかかりつけに連れて行くんですが。

もしも本当に身動きが取れなくなりそうなら、行政や医療に頼ることも選択肢に入れてください。護られるべき人が護られない状況が、私は心配です。

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