「んぅ…。。朝…?」
目が覚めるも、薄暗い空間の中でぼーっとしてる。
ふと、何も身につけていないことに気付き、昨夜の情事を思い出してしまう。
そうだ。
私たち昨日…
微かに感じる下腹部の痛みと
隣ですやすやと眠る実弥さんをみて
幸せを感じてしまった。
彼氏のお巡りさん 33
「目、覚めたか?」
ぎょっと見るとニヤニヤしている実弥さん。
さては起きていたな?
「もう、、起きてたなら起こしてください」
「タケの寝顔見てた」
カァァと赤くなる。
「からかわないでください!」
くつくつと笑う実弥さんに背を向けると後ろからぎゅっとされた。
「昨日はありがとなァ…体、大丈夫か?」
首に吹きかかる吐息に昨夜のことをまた思い出しそうになる。
火照る顔を必死に隠したい。
あんなに気持ちよくて、幸せなことない。
「ちょっと痛いですけど、、大丈夫ですよ」
「激しかったか?」
その低音ボイスで耳元で囁かないで
くらくらする
「もう…」
ややベタベタしてる体が妙に生々しい。
「恥ずかしいから後ろ向いてください」
と、今度は私が実弥さんの後ろからぎゅっとする。この背中がとても心地よい。
「あれ…これ、、もしかして私…?」
顔を寄せた背中に無数の引っ掻き傷
赤くなっている。
真新しいからきっと私。
「必死にしがみついてたからなァ」
また、顔が赤くなる。
だって、必死だったんだもん。
恥ずかしくて、気持ちよくてしょうがない。
「ごめんなさい、痛みますか?」
「どーってことねェよ。俺もタケに傷をつけちまったからなァ」
ほら、とベッドの横にある鏡を指すと写し出される、無数の跡。
キスマーク
こんなに?ってくらいついてる。
独占欲強めかな?
背中に引っ掻き傷のある実弥さんと
キスマークのたくさんついた私が写ってる。
「…っ!!!もー!」
「わりィ、見えないところにつけたからよ」
そういう問題じゃなーーい!!!
ポカポカと背中を叩くけどかなう訳もなく
朝一番のキスが降ってくる
「緊張しました」
その広い背中にぽす、ともたれ掛かる。
必死だった。とにかく。
引っ掻き傷が、それを物語っている。
「俺もだ。タケが、、その…なんだ。透けてる下着を着けていたら加減ができねェと思ったぜ」
くつくつとからかう実弥さんの背中を叩く。
和ませてくれてるのかな?
ただの意地悪かも。
「もーー!そんな下着、着けませんから!」
「そうか?大歓迎だぜ?」
「実弥さんのエッチ!」
ぷい、と横をむくとすかさず目の前に対面してきた。
急に視界に入る実弥さんの上半身に、目が泳ぐ。
どうしていいかわからない。
「風呂、入るか?一緒に」
へ!?
「足りねェんだよ。ほら、行くぞ」
そのまま風呂に連行された。
※※※※
「やーっと着きましたね!我が家!!長距離運転ありがとうございました」
半日くらい運転して帰り着いた我が家。
これからは一緒の場所に住むつもり。
もちろん、親への挨拶やらしてから。
まずは報告かな?みんなに。
色々心配してくれたもんね。
みんなには感謝だ。
繋いでいる手にはいつの間にかもらった指輪がはめられている。
いつの間に?寝ていたときかな?
キラキラ光るダイヤは、実弥さんの想いが籠っている。
それが、私の手元でこれからも光り続ける。
とても、不思議
最初は最悪のイメージだった。
顔も怖いし傷だらけだし
でも、徐々に関わりだして
その暖かさと優しさに惹かれ
たまにぶっきらぼうなのが凄く愛おしい
実弥さんのお陰で私は救われた。
大切な友人もできた
そしてずっと、一緒にいたいと誓ってくれた
愛しい愛しい人
「タケ」
私を呼ぶ声がする。
これからも、ずっと、ずっと、一緒に。
happyend💓
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