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ひまわりに落ちたあとのおはなし
夜。
片付けやらお風呂も入り終わり、杏寿郎と2人でソファに座ってゆっくりしている時だった。
「タケ、こっちにおいで。」
隣に座ってた杏寿郎が私を引き寄せ、足の間に座るような体制になった。
後ろから腰に回る逞しい、腕。
少しドキドキしていると、杏寿郎の言葉にそのドキドキも一瞬で消え去ってしまった。
「うーん。タケは柔らかくて気持ちいいな!」
や、柔らかい…
杏寿郎が言うのもわかる気がする。
結婚してから絶対的に食べる量が増えた。
食べる量は増えても運動量は変わらないから。ふとったのだ。
そして気にしないようにしていたが、とある事も思い出してしまった。
以前、杏寿郎のパソコンで調べ物をしたいた時のことだった。
ノートパソコンのフォルダにあった【K】と言うフォルダ。ちょっと気になってクリックしてみたら、あったのだ。
男女が絡みあうエッチな動画が。
しかもその女の人のスタイルのいいこと。ボンキュッボンを地で行く、セクシーな女の人が乱れていたのだ。
杏寿郎は、本当は、こういうのが、タイプなのか…私のぽんぽこりん幼児体型とは程遠いセクシー系が好きなのか…
走馬灯のように思い出してしまった杏寿郎のタイプ。
太ってプヨプヨになってしまった私。
ダイエットを頑張らねば!!
「杏寿郎。私今からウォーキング行ってくる…」
「は?何言ってるんだ?もう風呂にも入って寝るだけじゃないか。」
「女には行かねばならぬ時があるのよ…!」
「何を言っているのか理解できないな!理由を聞かせてくれ!」
だって…
「杏寿郎が私を柔らかいって言ったからぁ…結婚してから太ったんだもん…」
「よもや!」
「私スタイルもあの女優さんみたいに良くないし…」
「タケ、あの女優とはどの女優だ?」
「ほら、杏寿郎のパソk…いやなんでもない…」
「ふむ。俺のパソコンの…ああ、あのフォルダを見たのか?」
「い、いいえ「見たのか?」
「…はい…偶然見つけてしまいました…」
「パソコンを使うのは問題ない。あのフォルダをしっかり隠してなかった俺にも非がある!そして、今からウォーキングに行く必要もない。」
「なんで?」と振り向こうとしたら、杏寿郎の方が動きが早かった。
ソファに押し倒された。
「今から2人で激しく運動するのだから、ウォーキングに行く必要はなし!!!!ははは!!タケの頬は餅みたいにモチモチしてるな!」
「は、はぁ?!歩きに行くから!どいて!」
「それは無理な相談だ!」
その後はご想像通り。
ウォーキングなんてすることなく、2人で何度も何度も激しく運動した。
「タケは太ってなんかない!フワフワしてて抱き心地が最高だ!あの女優は胸はでかいがひょろっとしすぎて痛そうだ!!」
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