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ひまわりに落ちた後のおはなし





職員室の己のデスクがいつもと違うのに気づいたのは出勤してすぐのことだった。



袋に入ったホカホカの焼き芋と色紙がそこにはあった。


色紙を見てみると『煉獄先生、ハッピーバースデー』の文字と担任をしている生徒たちからのメッセージ。



芋はいつ焼いたのだろう。
温かいのを朝早くから売ってるところがあるのだろうか。


「おー、煉獄おたおめー。お前のクラスの生徒たち派手に面白いことしてるなぁ」
「職員室の中すごい焼き芋の匂いだらけだァ」
「む、すまない!だが生徒たちがせっかく用意してくれたんだ!ゆるしてくれ!今食べるから!」


袋を開けると大きめの芋がゴロゴロ入っていた。
一つ手に取り、皮を剥き、頬張る。




「うまい!!!!!!!!!」



職員室に俺の声が響き渡ったのを、俺のクラスの生徒たちが陰から見ていたのを知ったのは朝礼の時だった。




+++++++++




「ただいま!」
「おかえりなさいーって、どうしたのその袋?」
「生徒たちからのプレゼントだ!」
「ふふふっ。杏寿郎、みんなから愛されてるねぇ」

結局他のクラスの生徒たちからもプレゼントをもらい、先生たちからもプレゼントをもらったため帰る頃には大荷物となっていた。


「花束ももらった。悲鳴嶼先生と胡蝶先生からだ!」
「わあ!きれい。すぐに生けるね」


鞄を書斎に持っていき、手を洗ってリビングへ向かうと、花を花瓶に移していたタケが言った。


「ご飯もう準備がすぐできるけど、先にご飯にする?お風呂?それとも私?」
「ああ、ならば風呂に入ろう……ん?タケ、今なんていった?」


「ご、ご飯にする?お風呂にする?それとも私?」


目の前で「何度も言わせないでよ」と花をいじりながら俯くタケの耳まで赤くなってるのを見て変な高揚感を抱いた。


「タケ。風呂に一緒に入ろう。夕飯はその後でじっくり楽しむ」
「あ、はい…うん…」


タケの手を引いて脱衣所に向かう。


「よもや…こんなのを着てたのか…」

タケの着ていたエプロンを、ワンピースを脱がせるといつもの下着とは違う、

「露出が激しいな!!」
「だって…今日は杏寿郎のお誕生日だから…」



「プレゼントは私、だよ…?めちゃくちゃにして…」と首に腕を回して耳元で囁いてくるタケに理性が崩壊した。


「すまん、今日も我慢できそうにない…」

荒々しく口づけをし、本来隠すべき場所が隠されていないブラジャーの上から胸を揉みしだく。


「んぅっ……きょ、じゅろ…っ…」


洗濯機の上にタケを乗せ、口づけをしながら己の服も脱いでいく。





「タケ、今日は最高の誕生日だ…」



タケの意識が飛ぶまで己の欲を注ぎ、
体を清めてベッドへ連れて行く。


寝返りを打ってくっついてくるタケの寝顔を見ながら、目が覚めたら「夕飯頑張って作ったのに!めちゃくちゃにしてと言ったけど限度を覚えて!」と軽く文句を言ってくるかな…などと考えて一人で笑ってしまった。



お詫びに生徒からもらった焼き芋を少しお裾分けしよう。


タケの前髪をかきわけ、額に軽く口付ける。


タケ。
俺と結婚してくれて、ありがとう。
最高の誕生日を過ごせて俺は幸せだ。







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