くたびれた日曜日



日曜日。午前9時。

「…まだ眠い。どうせ1人だし、もう少し寝よ」


ぼふっ

「ぼふ?」


「おはようございます!マミちゃん!」
「えええええエシャロットくん!!!???何勝手に入ってきてんの!!???」

「合鍵をマーガレットさんにもらったんです。夜眠れなかったんですか?もう朝9時なのに…とりあえず朝ごはん出来てるから食べに来てくださいね」

「エシャロットくんご飯作れたの?」
「自炊はあたりまえでしょ?今度はマミちゃんの手作り食べさせてくださいね」
「じゃあ今日の夜辺りカレーでも作るか」
「わーい」
(何このかわいい生物)

朝食を採っている私をにこやかに見つめてくるエシャロットくん。あんまり見られると恥ずかしい。

(私の能力…吐息を氷柱に変える能力。限定条件は3回息を吐くこと…)

「そうだ。マミちゃんは二次選考、ボクとは違うチームに入ってもらうことになってるから」
「…え?」

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