夢にまで見た…
ピー…ヒョロロロ…
「ん…ふわーっ爽やかな風…もう少し寝てよっと………ん…!?」
ん!!!???
「こ、ここは…!?」
目を開けると、私は爽快な大草原の真ん中に寝そべっていた。というか倒れていた。近くの木々には見たことのない不思議な実がなっている。
「夢にまで見た…おとぎの世界!!!???すっげ―――!!!すごいよ母さん!!父さん!!ラン――――ッ!!!!」
「あなた、見たことのない顔ですね。どこから来たんですか?」
「…は?」
振り向くと、ランにそっくりな長身の少年が立っていた。な、なんという“美少年”!!!!夢で見た少年だ!!!!
「えっとね、日本の東京ってとこから来た!!ところでさアンタ、どっかで会ったわよねえ?」
「ニホンのトウキョウ???」はて
「えっ東京じゃない?ということはやっぱりここはメルヘンの国!?ねえねえ、ここはどこ!?なんていう国なの!?それともどういう市町村!?」
「あ、あんまりいっぺんに喋らないで下さい〜。僕はロランです。あなたは?」
「アカリっていうの!須藤灯里!!」
「アカリ…さん」
それから私はしばらくその少年と話をした。毎日見ていた夢の話。彼とそっくりな私の弟。
「へー。ここ、メルヘヴンっていう世界なんだぁ」
「僕はとある指令を受けてこれからネイチャー*RMを仕入れてこようと思うんです。よかったら一緒に来ませんか?」
「いいの!?行くーっ」
「ハイ」
そういえばギンの字はどうしているのだろうか。さっきから近くに居る気がしてならない。もしかしたら彼もこの世界に。しかし、ロランといるとギンの字に会えない気がしている。
- 6 -
*前次#
ページ:
ALICE+