(会話のみ) 盃兄弟と 「「なんだって?」」 「だーかーらー、おれにはもう仲間がいるんだ!まだ一人だけどな」 「そんな話、聞いたことねェな」 「だって言ってねェもん」 「ホントか?おれらに意地はってウソついてんじゃねェだろうな」 「いや、友達ってことだろ?」 「あ、なるほど。さすかサボ」 「違う!ホントだって!フーシャ村にいた時に約束したんだ。今は離れて修行してるけど、おれが旅に出たら必ず来るって。ほら、これ見てくれよ。これ、約束の証にって!」 「この小さいやつがか?」 「そうだ!なんか、大事なやつだって言ってたぞ」 「…そいつ、名前は?」 「ヨウっていうんだ!悪魔の実食ってるんだけど、それとはなんかよくわかんないけど違う不思議能力で、海も歩けるんだぞ。すげェだろ!」 「なんでお前が偉そうにしてんだ」 「でも、なんだその不思議能力って。じゃあ年は?」 「大人みたいな感じだけど、たぶんおれと同じくらいの年だ!」 「は?意味わかんねェ」 「…他は?他にわかることはねェのか?」 「えっとな〜、頭良さそうな感じで、今どこにいるかは知らねェけど、たぶん修行してる。それと、すげェいいヤツだ」 「「なるほど、何にもわからねェんだな」」 「あ、あと、海賊がキライだ!」 「「は〜?!」」 ゾロ・コビーと 「あ、それとな、実はもう仲間がいるんだ」 「は?」 「え、だってルフィさん、今までずっと一人でしたよね?」 「ああ。だから、仲間なんだけど、まだ合流してないんだ。ヨウっていうんだぞ」 「いつ、そいつと合流することになってんだ?」 「や、それはわからん。おれが村を出たら追いかける、って約束してんだ。ま、その内来るさ」 「え〜?!なんですかそのアバウトな約束!」 「そんな約束、一体いつしたんだよ」 「うーん、たぶん十年くらい前だ!」 「その約束もう無効だろ〜!!」 「んなわけあるか!ヨウは約束破るようなヤツじゃねェ!」 「これは乗る船間違えたな…」 ゾロ・ナミ・ウソップ・サンジと 「あ、そうそう。もう一人仲間がいるぞ」 「「「は?」」」 「…そういや、そんなこと前言ってたな」 「ヨウっていうんだぞ」 「いやいやいやいや、なんじゃそりゃ!そういう大事なこと、なにサラッと言ってんだよ?!」 「しかもこれからグランドラインに入ろうって時に?!」 「それはレディか?!」 「手配書に顔のったからよ、たぶんこれで追ってこられるな〜と思って」 「は?どういうことよ」 「フーシャ村にいた時、おれが旅に出たら追いかけてくるって約束して別れたんだ。今どこにいるかは知らねェけど」 「なんだそれ」 「すっげェいいヤツだから安心しろ!」 「だ・か・ら!そいつはレディかクソ野郎かって聞いてんだよ!」 「あ、ヨウはニンジャなんだぞ!すげェだろ!」 「「「「は?」」」」 +ビビ・チョッパー、エースと 「あ、そうだルフィ。おれ、ヨウに会ったぞ」 「ホントか?元気にしてたか〜って、なんでおれより先にエースが会ってんだ!」 「たまたまだって。お前が言ってた通り、すげェいいヤツだったから仲間に誘ったんだけど」 「ダメだ。ヨウはおれの仲間だぞ!」 「はは、大丈夫大丈夫。フラれたさ」 「なんだよ〜。ビックリしたじゃねェか」 「すまんすまん。おれも今はどこにいるのか知らねェが、まァその内会えるだろ。その時はよろしく伝えといてくれ」 「わかった!」 「…ねえ、ヨウって、もう一人いる仲間って人だったわよね?」 「え、そんなヤツいるのか?」 「私も聞いたことないけど…」 「ああ、お前らが加わってから話したことなかったか。なんか、ルフィが昔約束したとかで…」 「しかも、十年以上前の話らしいぞ」 「は?!なんだそれ!初耳だぞ!」 「ま、おれもそれ以上は知らねェけどな」 「あ、そんなことよりルフィ、そのヨウってのがレディなのかクソ野郎なのかいい加減教えやがれ!それによって今後のモチベーションが変わるだろうが」 「…エロ眉毛が」 「なんだと?!クソマリモ!」 「あ?」 「ちょっと、あんたらやめなさいよ!」 「…いつ会えるのかしらね」 「楽しみだな〜」 +ロビンと 「あ、ロビン。こいつらの他に、ヨウっていう仲間がいるんだ」 「あら。その人は今どこに?」 「いや、それはわかんねェ!」 「そういえば、そうだったわね…」 「もうツッコむ気も出ねェよ…」 「おいルフィ、そいつ、ホントに仲間になる気あんのか。お前の名前が売れてからしばらく経つが、全然姿見せねェじゃねェか」 「大丈夫だ!ヨウは絶対来るぞ」 「…お前のその自信はどっから来るんだ」 「ルフィが前いいヤツって言ってたから、おれは早く会いたいぞ〜」 「おいルフィ、いい加減にレディなのか否かを、」 「ヨウは能力者なんだぞ!不思議な実の能力者だ!」 「「「「「なんじゃそりゃ!!」」」」」 「ふふ。なんだかおもしろそうね」 |