名前:大浪 旗(オオナミ ハタ)
性別:女
年齢:19
身長:158cm
一人称:私(あーし)
二人称:お前さん(おめーさん)

「私は旗。大浪 旗だ!お前さんの好きなように呼んでおくんな」
「いやーあ、魚は捕りたての焼きたて、これに尽きる」
「怒れる母(うみ)ほど恐ろしきものは無しってなあ。お前さんら、覚悟はいいかね」


▼三ツ門学園召喚科・オールラウンド寮の五年生。小学校へは通っておらず、13歳の春から学園へ入学する。夏生まれ。
得意とするのは実技であり「習うより慣れろ」派。座学は不得手で、留年こそしていないが学科試験の成績は毎年ボーダーラインギリギリ。
学習態度は真面目なのだが、本人曰く「面白いから飽きないけど、頭が上手いことついていかないんだよ」。

▼容姿や行動の女性らしさこそ薄いが、性質自体は母性的。明朗快活・大胆不敵で、どことなく肝っ玉母ちゃんを思わせるような雰囲気を持つ。
頭がいいとは言えないが、言葉を尽くし、行動をもって相手に誠実であろうとする。
世話焼きであることが、時には相手の迷惑になることを自覚しているのだが、自重はできてもやめられない。年下に対しては特に顕著。

▼地方出身。自然に恵まれた環境で育ち、大浪の一家は特に海と縁が深い。
幼少期から海を泳ぎ、野山を駆ける日々を送っていたためか、素の身体能力は高い。
アグレッサーの侵略行為とは無縁の生活を送っており、8歳の誕生日に魔武具を召喚。しばらくは家族と共に試行錯誤しつつ鍛錬を行っていたものの、「このままでは宝の持ち腐れになる」と判断し、学園へ入学する。
戦うこと・争うこと自体は好きでも嫌いでもなかったが、誰か・何かを守るということが性分に合っていた。


▽召喚物
名称:魔武具『鉄殺し・浪々(ロウロウ)』
属性:潮/浪

槍と大旗を掛け合わせたような形状の魔武具。刃の形状は刺す・斬ること両方に長けている。
召喚者を中心とした一定範囲内にある鉄の切れ味を、錆によって鈍らせる。形状・大きさは問わず、鉄製の物であれば能力の対象となる。
能力の範囲は、召喚者がその場に留まるほど広く、行動するほど狭くなる。
また、対象の所持する刃物に『浪々』本体を接触させることによっても錆びつきを起こすことができる。

初めて召喚した際に、鉄製のナイフを錆びつかせたことなどによって、「鉄殺し」の二つ名を旗の祖父によってつけられた。


「海は母。吾らは海の子。――だから耳を塞ぐと聞こえるのは、波の音なんだとさ。はは、爺様の受け売りだよ」





ハロゲンランプ