──金属バット脅迫事件
初代黒龍メンバーがこめかみ押さえて座り込む伝説である。
事の顛末を簡単に説明しよう、
パイセンが金属バットを持って明司武臣に凸った。
まずは経緯をご説明しよう。パイセンはビジネスをしているのだが、それはまァ簡単に言うと色恋営業である。
どうすれば稼げるのかを熟知しているパイセンの元に、相談したい素人の女の子が噂を聞き付け訪れるのだ。パイセンは優しいし、自分が大変な目にあったことがあるのでできるだけ助けようとしてくれる。そのおかげでツテもかなり広い。
で、大学1年生になったパイセンを1か月前に訪れてきた田舎からでてきた女の子が、泣きながらもう一度パイセンの前に姿を現した。
曰く、酒に酔ったとある男に「ブスは帰れ!」と言われ、金を払われなかった。
もうこの時点で「「はァああ〜???」」って感じなのだが、これだけならまだ良くあることなので流した。
問題はここから、
これに似たような案件が連続で5件続いた。
…加えてパイセン本体の男運が若干倦怠気味で、つまりは虫の居所が悪かったのだ。CHANELのコットンと4℃とサマンサにそろそろフラストレーションが溜まっている。ちなみにCHANELも4℃もサマンサもブランド自体は好きだ、贈ってくるセンスも金も湿気てる男が嫌いなだけで。(おい誰か教えてやれ、灰谷はFENDIくれるぞって、FENDIオソロで買ってくれるぞって教えてやれ。)
パイセンは男運を株と同じだと思っているので、どんどん上げるように運用している。男運には積立NISA的側面もある。
女の男運は母親由来5割、自分が一発目に引いた彼氏5割だ。つまりパイセンは自身に流れる母親の男運のカスさを叩き潰し自分の5割を死守するためめちゃくちゃ慎重なのだ。
しかし最近何故か運の巡りが悪い、このまま続くようなら蘭のラン(都内在住・16歳・♂)で1度流れを変えることもやぶさかではない。灰谷蘭は灰谷蘭本体が価値なので"抱かれること"自体に意義がある。リピートが希少だから金品などの福利厚生は薄いが、男運レートが世界恐慌より大暴落しちまった今、可及的速やかにニューディール♂政策で巻き直しせねばならん。
まァとにかく、「流石にいっぺんシャバ出て調査すっか〜事件は現場で起きてンだもんな〜〜(殺)(殺)(殺)」と思ったらどうやらその中の1人が「オレは黒龍初代メンバーだ!」とか息巻いてるそうじゃないか。その癖に一銭も払わない。
「本当に黒龍か?」と思わないでもない態度なので余計に腹が立つ。
ナメてんのかオマエが黒龍か黒龍じゃないかで腹は膨れねェんだよチンカス、のお気持ちである。
これが黒龍じゃなかったらその現総長に請求して教育的指導()を行っただろうが、残念ながらもうこれ以上佐野真一郎に迷惑をかけたくないので本人を凸ることにした。
院を出た一虎はしょっちゅう姉ちゃんに会いにくる、来ていいって言われたしシスコンだから。副隊長の春千夜ももちろん来る、ケッチに2ケツで来る。来てお姉さん達に可愛がられる。
つまり三途春千夜(猫かぶり)は一虎の姉ちゃん及びパイセンと面識がある。
=明司武臣の家が分かる。
猫千夜から明司の家を聞き出した修羅の乙女達(八つ当たりの姿)は金属バットが詰まったゴルフバッグを持ち、毎度おなじみストグラに2ケツで跨り自分たちの家を後にした。
「ドーはド突くのドー♪」
「レーはレンチのレ〜♪」
「ミーは
鏖のミー」
「ファーはf○ckのファ〜」
「ソーはソープのソ〜、」
「ラーは乱交のラー」
「シーで死ねみんな〜」
「「さぁうーたーいーまーしょー♡」」
トンチキソングを道中楽しそうに歌いながら着いた場所は明司武臣の自宅前
「は?なにこれ、刃牙じゃん」
「直で書いちゃえっ♡」
「チ、ン、カス、と」
一方その頃兄貴の情報を売ったことに何も罪悪感が湧いていないギャル千夜と、姉貴のパイセンが明らかに何かやらかしに行ったことに微塵も危機感も感じていないギャル虎は、非常階段ですれ違ったムーチョに概要を話して怒られが発生し、今はムーチョの車の中で姉貴達を追っかけている。
春「そこ、そこの角右ですヤスさん」←助手席
虎「ヤス君と春千夜2人で並んでたらテキサス感すごい、ハリウッド映画みてー」←後部座席から乗り出している
春「オマエテキサス知ってんのか一虎」
虎「オレオマエの隊長なの分かってる???一虎呼びやめろマジで」
ム「おいテメェらガサガサすんな危ねェ」
ムーチョに仲良く絞られてこめかみにテープ貼ってんのにまったく元気なギャル達である。
姉「でー?オマエマジで黒龍なわけ?」
明「……………」
姉「返事くらいできねぇ?もしかして顔面の神経死んでる??」
明「…………」
姉「パイセーン、コイツマジ喋んねェよどーするゥ??黒̀烏龍̀茶にでもすっか?特保にでもなったほーがマシだろ」
パ「…手荒なことをするつもりはないの。とにかく、遊んだ分のお金を頂きたいと思って来たの」
明「………ねェよそんなもん」
姉「はぁ?今すぐ作れやカス、何甘ったれてんだマグロ船乗せんぞクソボケがぁあ〜〜"」
明「っ、…テメェらも売春してんだから偉そう言えねーだろーが!!」
パ「買ったのはあなたよ?♡」←バットを出す
哀れ武臣、さらば武臣。
\バンッ!!!/
「羽宮!!!」
あと1回でも失言したらバットでイかれるなって時にムーチョが入ってきた。
ム「何してやがるバカ野郎!!!しまえその鉄の塊!!」
姉「ヤローじゃネーし!!!」
パ「あれ?武藤君だ」
虎「ああ"っっ!!姉ちゃんがオレのバットパチッてたの!?ねェと思ってたんだよ!!」
春「(心底嫌そうな顔)」
姉「なんで一虎??」
虎「え?ヤス君とすれ違ったらなんか怒られた」
姉「テメェウチの一虎怒ってんじゃねーぞ強面がァ、ビビっちゃうだろーが」
ム「金属バットで人間の頭シバこうとしてる奴のほーが怖ぇに決まってんだろ!!!」
姉「下半身不随の傷害やったやつの言うことではねェよ💢🖕」
一虎と春千夜はムーチョと一虎の姉ちゃんとパイセンが言い合うのを"夫婦喧嘩の間に挟まって覗き見するガキ"みたいな上目遣いで眺めていた。なおその間明司は空気であった。
ム「なんでまたこんなことしてんだ」
姉「アイツがヤリ代払わねぇから👉」
春「史上最悪の言い方ですねヤリ代」
虎「つか金払わねぇとヤれないって何?(顔)」
春「完全同意だワ(顔)」
パ「んー、2人ともカワイイから…♡」
虎春「「カワイイはヤダ"!!」」
ム「……おいアンタ、………払うよな?」
なぜムーチョがこんなに必死なのか、
お節介だからである。
そも、彼はデカくて怖いので女に避けられがちである。院経験アリのデカブツスキンヘッドに近づこうと思う殊勝な女は少ない、いやすっごい年上の風俗のお姉さんとかはたまに寄ってくるけど、同じような年でフツー扱いしてくれる女は少ない。だからだいぶ絆されているのだ。居場所になってくれる女はこの2人だけだと思って軽率にクソデカ感情を抱いている。恋ではないけど。
自由と引き換えに自分を疎かにするこの愛い生き物たちにはもっと自分を大事にすることを覚えて欲しい。今回も、「2人で凸るんじゃなくて誘えよ、オレとかを。」と思っている。
武藤泰宏、あ̀の̀イザナの下僕として生まれ変わった鶴蝶がマトモに育つには彼が必要不可欠であった。
天竺一面倒見が良く天竺一漢気がありそれでいて優柔不断、それが武藤泰宏の概要である。
…だがしかし彼の漢気にはウラがある。彼はそのガタイの良さ故に、喧嘩において有利を取りやすい。だから常に余裕があり、メンツにこだわる分の容量がある。基本的にキャンキャン吠える必要が無い。
彼は悪いことをしていないと貧乏揺すりが止まらないのだが、それは悪事自体に禁断症状が出ているからではない。"悪い事をする時の一体感"、"誰かと気持ちを共有した時の脳内麻薬"の
中毒者なのだ。寂しい彼の居場所を確保してくれるのは悪事を共にする仲間だったというだけだ。
………だからこそ窮地に陥ると何をしでかすか分からないのだが、その窮地がまず滅多に訪れない。これが彼の漢気の真実だ。
一虎の姉ちゃんという"ありとあらゆる方向の邪智暴虐を煮詰めた凶暴女"と、"斜め上にカッ飛んだヤベェゆるふあお姉さん"に「「いい子いい子可愛い可愛いヨシヨシヨシヨシ♡」」されて育った一虎は、武藤泰宏から漢気を(頼んでもないのに無理やり)教わりつつある。それまではアリを潰したり巣にハイターを流し込んではダメだと思っていなかった。
だって姉ちゃんはもっとヤバい。嫌がらせにルールなど無い。
一虎の姉ちゃんは羽宮家が離婚していなかった時代、気に入らねぇ父親に散々嫌がらせをしまくってきた。
昇進案件の書類をシュレッダーする、シャンプーに農薬を混ぜる、親父の歯ブラシで便器をピカピカにする、味噌汁に塩を飽和限界まで毎日ぶち込む、卵焼きには絶対カラを混ぜる、枕にゴキブリを砕いたものを詰める、財布から金盗って家の前のドブに沈める、インスタントコーヒーの水を食器つける用の汚ぇ水にすり替える、etc…
一虎はその姉の背中を見て育ったのだ。そりゃ特技が爪剥ぎにもなる。
話が逸れたが…、まァつまりムーチョはこのままほっとくとヤバい一虎のことも、一虎が引き連れている暴れ馬春千夜のことも目をかけてやったのだ。敬語もロクに使えねェ、問題しか起こさねェクソガキ2人に、時には拳をもって向き合いぶつかってやった。
春千夜はそういうムーチョの懐広いところとか不器用なところとか構ってくれるところが大好きなので今もニコニコしている。
姉「オマエオヤジ臭い。」←ウッゲーの顔
ム「誰がオヤジだ💢」
パ「んー…まともなお父さん知らないけどこんな感じなのかな」
虎「下半身不随はまともではなくない??」
春「親父ってか兄貴じゃないですか?」
姉「アタシ自分が姉貴だからわっかんねぇ、そうなン一虎」
虎「オレの知ってる姉ちゃん兄ちゃんは少なくともヤス君みたいに優しくない」
姉「おうおうおう誰が優しくねーってェ?」
虎「シクッた助けて春千夜!!!」
春「(ガン無視) オレ一人っ子だったから、隊長みたいな兄貴欲しかったんです」
ム「ああ、本当の兄貴だと思ってくれ」
明「………」
実の兄貴の前でとんでもねェ辛辣をブチかます春千夜となんも知らねぇムーチョは兄弟の契りをかわしやがった。事実を聞いたらムーチョは乙女みたいな悲鳴をあげるかもしれない。
姉「で?もちろん首ィ揃えて払うんだろォなぁ??」
パ「利息は頂かなくて大丈夫だから、今すぐ働けるところに電話してもらってもいいかしら?ツテがないなら私が新宿二丁目まで運んであげるわ♡」
処女を売り飛ばされそうになった武臣は断腸の思いで真一郎に電話をした。
『………もしもし?』
「真、、助けてくれっ"……」←※ギャン泣き
春千夜は武臣のこういう情けない所が嫌いなので白目向いて放送事故みてぇな顔をした。上司である一虎が責任をもって手で自主規制しておいた。
虎「アヘるなよ春千夜ォ」
春「アヘってねェよクソが🖕」
パ「……アヘ千夜?」
姉「アヘwww、ちよwwwwww」
ム「一虎オマエ姉ちゃんの前でよく下ネタ口に出せるな???やめろ。」
姉「三途オマエその顔面でダブルピースしてみろってwwwww」←ケータイを構える
ム「羽宮家いい加減にしろ💢」
その後武臣はS・Sモータースでバイトを初めた。イザナが毎日のように「使えねェ」とdisっている。頑張れちいかわオヂサン。
真一郎とは徐々に関係を修復しつつあるらしい。黒龍以前も幼なじみだったのだ、黒龍に囚われず幼なじみとしてこれからも仲良くしていくのだろう。
あとから話を聞いた稀咲は「さすがに人殺しは誤魔化せないだろっっ!!!!(おこ)」とパイセンと一虎の姉ちゃんにプンスカ💢💨していた。この一件から稀咲の座右の銘は「金属バットで人を殴るな」になった。
ちなみに、パイセンが金属バットでイこうとしてたのは脳天ではなく股間と部屋なのだが、コレを見た各位には内密にお願いしたい。本体を殺したら売り飛ばせないので脅しに使う予定であった。「痛いことはダメよ♡」らしい。1番痛いところを攻撃するつもりだった人間の台詞ではない。
ム「三途」
春「…?」
ム「ホレ、マスクぐらいしとけ」
春「はい、」
ム「オマエはその傷で損してる」
春「ありがとうございます(にっこり)」
虎「ウソじゃん春千夜のいい所とか顔面の傷しかなくない???せっかく強く見えんのに!!!」
春「うるせぇ黙れ泣きぼくろクソ!!!」
>>