──関東ラストマッチ◈起◈




その世代にぶち当たる不良一同、忘れられない最後の集会である。




事の顛末を簡単に説明しよう、




不良の時代が栄華を極めて修了する。




まず、2月22日の昼下がり、東リべ女子御一行は一虎の姉ちゃんの勝負下着を買いに行った。


女子会会場だった格闘バー:テラノ♪を出て30分ほどした道で、パイセンと羽宮姉変な集団につけられてることに気がついた。
カタギじゃ無い。

このまま道沿いに行けばハサミ打ちに会うことが分かっていた羽宮姉とパイセンは近くにあった半分崩れかけてるような暗いマションに入った。



なんでマンションに入ったか?

ここに居る女子を逃がすためである。




姉「エレベーターはダメだ!!止まった時に逃げ場が無くなる!!」
パ「あっちにもう1つ外から階段が見えたわ!!」
姉「おっけ!
\あとちょっとだ頑張って走れ!!/」
千咒「おうっ!!」
赤音「はっ、はっ、」
柚葉「大丈夫か?」
ヒナ「うん"」
エマ「は、速、」
ルナ「う"、ぅえ"ぇ」←パイセン抱っこ
マナ「怖いぃい"、お兄ち"ゃ」←柚葉に抱っこ
パ「大丈夫、絶対大丈夫だから」
姉「安心しろ!絶対怖い思いなんかしねぇ!」






確信なんてない。
もちろん羽宮姉だってパイセンだって怖い。



けど泣いてられない。
助けてくれるやつなんか居ないんだよ、人生に。
自分で選んで生きていた。
自分の足で歩いてきた。
自分の意思で走るのだ。



「おらぁ!!」


室外機の影から待ち伏せした奴が金属バットで殴りかかってきた。


エマ「!?」
姉「チィッ…!!!」
\ドゴッ💥/
姉「ってぇな"、!!」
エマ「は、羽、あた、血が」
姉「エマチャンは?怪我ないか?」



間一髪、当たりそうになったエマを羽宮姉が庇った。
側頭部に1発食らって平気で走り続けてんじゃねぇよ。

姉「立てるかエマチャン!」
エマ「羽宮さんっ、血、、、!!」
姉「いけるいける、走るぞ急げ!!」





非常出口が見えてきた。

先頭から最後尾まで移動していた羽宮姉の足が止まる。




「これだけ伝えてくれ!!!5つだ!!」
「「「「「!!」」」」」



非常階段に繋がるホールに羽宮姉の声が響く。



姉「まず花垣へ!襲ってきたのはガチヤクザだ!!お前もう適わねぇ!!逃げろ!!って言ったらわかるから頼んだぞヒナチャン!」
ヒナ「!!」


姉「千咒!!!頼んだぞ!!鉄太と修二のトコまで連れてけ!!後はアイツらが考えてくれる!!」
千咒「嫌だ私が残る"!!!」←振り返ろうと、
パイセン「こっちに来なさい!!!」←腕を引っ張る
千咒「なんでだよぉ"!!!」


姉「その次!!オマエらの男へ!!守りたかったら片時も離れるな!クソのときも!!」
エマ「羽宮さんも"!」
パイセン「いいから行くわよエマちゃん」
柚葉「っ"」


姉「次!りんどーへ!!オマエなんか大っ嫌いだからな!!あんな口先の言葉本気にすんな、っ、…ははっ、バーーーーカ!!ばーか、」
パイセン「〜っ"!!」
赤音「やだ"!!!やだ嘘…!!」
パイセン「前向いて走りなさい!!!」
赤音「っ"」




姉「さいごっ!!カズへ!!楽しくやれよ!!大好きな弟だった!!!」










「はは、もう終わりかぁ?」
「ったく手こずらせやがって凶暴女」
姉「お前ら待ってくれんのカ、優しいじゃん」
「舐めてんのかてめぇゴラ!!!」
「しっかり、体で払ってもらうからなぁ?」
姉「キメェ猿どもだなァ?チンコにしかノーミソ着いてねぇのかよ、笑うワ」
「んだとアマ!!!」


\ガチャん"!!……カッ…カッ……/


姉「………あーあぁ、なぁんで戻って来ちゃうンかなァ〜…w」
パ「1人でカッコイイことするのはズルいわ♡」
姉「アンタも逃がしてやりたかったのにさぁ〜?」
パ「マナちゃんとルナちゃんを抱っこしなかった時点でそんなこと気がついたわよ。はぁちゃんらしくもなくお馬鹿ねぇ、何年一緒にいたと思ってるの」
姉「ンもー、どの面下げて柴に会うんだよ〜…w」
パ「もう会えないわよ、こんなノ♡」
姉「えー?でも柴の野郎はどうなってもパイセンのこと見つけてくれンだろー?」
パ「そうねぇ、地獄まで追いかけて来ちゃいそうねぇ…」
姉「間違いないww……なァパイセン、生き残っちまったらどーする?」
パ「そうねぇ………黙って渡韓して、顔全部取り替えて世界一周でもしましょっか♡」
姉「いいねー、アタシさぁフィリピン行ってみたい!あとインドww」
「何言ってんだアマ共!!」
「ナメてんのか!!」
姉「……なァ、死んじゃったらさ、…死んじゃったら、来世ではもう、会いたくないね」
パ「…そうね、次はちゃんとした、愛される所に産まれて、お互い一生出会うことが無いように、」
姉「…………なァ。なぁ大好きだったよパイセン。今までありがと」
パ「……こっちこそ。はぁちゃんがいたから、生きてて楽しかった。」
「脱がせろ!」
パ「っ"、……ぅ"、…はぁ〜……たぃちゃんのこと襲っといてよかった♡……もういいや、幸せだったわ」
姉「あははww……私も、りんどーとチューしててよかった"」






追っ手は千咒達を追って来なかった。
コレには理由があるがそれは後ほど。

追って来てないのは分かっていたが、可愛がってくれた羽宮の頼みだから千咒は頑張って稀咲と半間のところまで連れていこうとみんなを走らせ続けた。


その時、エマが対向車線に知り合い一行を発見。





エマ「場地!!真兄!!!パー!!…羽宮さんが!!羽宮さん達が…!!!!」







真一郎「?どしたエマ、、と、青宗の姉ちゃんか?」
エマ「怖い男の人達が!!」
「「「!!」」」





真一郎は速攻で万次郎と春千夜と青宗に連絡、マナとルナを見た万次郎が三ツ谷と八戒にも連絡し、姉や妹が居るメンバーは全員束で佐野家に向かった。
エマをマイキーに任せた真一郎、場地、パーは羽宮姉たちとパイセンと別れたマンションを探したが、血痕が残っているだけで人間は一人も居なかった。






なんでもそうだが、循環系の傷害が起きたら内因性であれ外陰性であれ速く搬送して血液の詰まりとかうっ滞を医者にどうにかしてもらうのがミソになってくる。
対応が後退すると人生に関わる。




本日は2006年2月22日、
タケミッチが、未来の世界で1番後悔している蘭と約束し、最後のタイムリープをした日である。




この世界のこのタイミングのタケミッチは千冬とファミレスでダベってたらしい。
タイムリープして1番初めに目に入ったのはドリンクバーでジュースミックスしてる千冬だった。

千冬は武道がタイムリーパーだって知ってるから、様子が違ぇ武道がタイムリープしてきたんだってすぐに気がついた。


武道は未来であったことを千冬に話した。
羽宮姉が死んだこと、天竺って巨大な犯罪組織ができてたこと、その他も、あの短時間でココやイヌピー、大寿から聞き出せたことは全部話した。


武「なにすりゃいいんだろ…」

ファミレスを出てどこに向かうでもなく空を見ながら並んで歩く。




千「…つか、元の話だと、総長の妹がヤベェって」
武「助かってたんだよなー」




そう、エマはさっき羽宮姉が庇ったから助かっている。


運命とは数奇なものだ、
千冬のケータイに場地さんから姉達捜索の電話がかかってきたその時、
路地裏に目をやった武道が、ゴミの山に人形のように捨てられた、目も当てられないような非道い状態の少女2人を発見した。




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