「あれ?誰かいる」



そのトレーナーは、ポケモン達がざわめく原因を調べに来た天雅だった



天雅の方も男性の姿に気付くと、その男性は天雅に話し掛ける




「君は、トレーナーだね?」



「そうだぜ」



「そんなに走って、何かあったのかい?」



「え?あ、俺のポケモン達が何かを感じたみたいで………それを調べに来たんだ」



天雅はその男性に呼び止められ、自分が此処へ来たワケを話した




「そう、か………………そう言えば、まだ自己紹介してなかったね。私はゲン、この鋼鉄島で修業しているんだ」



「俺は天雅、よろしくなゲン!」



ゲンと名乗ったトレーナーは、青い服に同じく青い帽子を被った青年だった




「ところで、これは私のカンなんだが…………」


「?」



「君はもしかして……………今TVコトブキが捜している、黒髪の美形トレーナーかい?」



「!!?」





「正解、みたいだね」



ゲンは天雅の表情を見ると、笑ってそう言った



「う゛…………」



「大丈夫、TV局に情報は教えないから」



「……………ありがとう、ゲン」





「……………その代わりと言ってはなんだが、少し協力してもらえないかな?」


「協力?」



先程とは違うゲンの真剣な声と眼に、天雅は思わず聞き返す



「君は、自分のポケモン達が何かを感じて此処へ来たと言ったね?」



「あぁ」



「実は、私達も今からその原因を調べようと思っていたんだ」





「つまり………、それを調べるのに協力してほしいって事か?」



「うん、ジムリーダー達が認めた程の君の力を借りたいんだ」



ゲンはそう言って天雅を見つめ、協力を頼んだ




「………勿論、OKだぜ!」


すると天雅はニヤッと笑って迷いも無く答え、ゲンは「ありがとう」と礼を言った





――――――――――
――――――




数十分後、鋼鉄島の中を捜す天雅達は出口の近くまで来ていた


しかし、ポケモン達がざわめく原因は未だに分からない




「見つからないな………」


「でも、ポケモン達が騒いでいるからまだ此処にいるはずだ……………」




「もう少し、捜してみるか………、!!!」



すると突然、向こうからポケモンが騒ぐ声が聞こえてきた




「今の声は……………!」


「行ってみよう!!」



二人は頷いて、声のする方向に走りだした



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