そう思うと天雅の身体はすくみ、震え始める




「(どうしよう…………怖い……!)」



すると次の瞬間、そんな天雅を強羅が腕で優しく包んだ



「怖いか?天雅」



「………………うん」




「そうだよな………だけど天雅、お前はもう昔のお前じゃ無いだろ?」



「あっ……………」



強羅の言葉に天雅は眼を見開き、そして微かに笑った



「だよな、相棒…………俺はもうあの頃とは違う!!」


そう言うと天雅は、剣の柄を強く握り立ち上がる




「強さは力だけじゃねぇ……………『心』も、強さがある」

静かに呟き、剣を構える




「その強さは…………………守る為に在るんだっ!!!」



天雅はそう言うと一気に駆け出し、アカギに迫って行く




「押えろドンカラス!マニューラ!!」



「強羅!『ゆきなだれ』!!!」



天雅に飛び掛かろうとしたドンカラスとマニューラは、頭上から『ゆきなだれ』に襲われ、動きを封じられた



その間に、天雅はアカギの持っている赤い鎖に飛び付いて掴む



「なっ!?手を放せっ!!!」


「絶対放さねえ!!これは、人の手に在っていい物じゃないっ!!!」



「これは人が神になる為の道具!人の手に在ってこそ、意味があるのだっ!!!」


「がはっ!!?」



狂気に満ちた瞳でアカギはそう言うと、天雅の頬を力任せに殴った




「痛……………っ!」



突然殴られた天雅は思わず鎖から手を放し、遺跡の床に叩きつけられた




「神に逆らう者は、咎を受けるだけだ!もう諦めろ!!」




「咎を受けるのは、お前の方でしょう?」



「っ!!?」



だが次の瞬間、アカギはボールから飛び出た破山に吹き飛ばされた




「ぐぁっ!!」



「僕の大切な人を傷付けて、タダで済むと思った?」



破山は怒鳴ることはしないが、声は冷たく低音に、瞳は危険な光を放っている




「貴様よくも……、っ!?」



その時、アカギの喉元に鋭く長い緑色の刃が突き付けられた




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