「俺………生きて、る?」
ゆっくり目を開けると、すぐ近くには強羅の顔がある
「強羅、ここ天国?」
「いや、違う」
「えっ?じゃあまさか…………地獄??」
「こんな時にボケるな」
まるで緊張感の無い天雅に、強羅はいつもの呆れ顔でそう言った
「な、何で生きてんだ!?」
「私の翼を盾にしたのだ…………『黒白の騎士』」
「え?…………えっ!?」
後ろから声がして振り返ると、そこには見た事のない大きなポケモンがいた
「お、お前誰?!」
天雅が心底驚いた様な声で聞くと、そのポケモンは静かに答える
「我はギラティナ……………この世の裏側に住む者だ」
ギラティナと名乗ったポケモンは、落ち着いた、だがよく通る声で答えた
「ギラティナ………………守ってくれて、ありがとう」
すると天雅は先程までの警戒心を完全に解き、優しい笑顔でギラティナに言った
すると、ギラティナは少し戸惑ったような顔になり呟く
「『ありがとう』、か…………久々に聞いたな」
「ギラティナ?」
天雅が不思議そうに見つめると、ギラティナは我に返り天雅に言った
「『騎士』…………そなたが持つ鎖を断ち切るのだ、片方は先程壊された。後は、ディアルガの鎖のみ」
「ああ!」
天雅は頷くと赤い鎖を床に置き、側に落ちている剣を手に取る
そして息を吐くと剣の先端を鎖に向け、一気に赤い鎖を突いた
すると、突いた場所からヒビが入り、鎖全体にヒビが広がると
パリーン!
と割れる音と共に、赤い鎖は粉々に砕け散った
「これで……………」
「やっと………終わった」
二人はそう言うと同時に倒れ、意識を失った
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