―シルベの灯台―



天雅の乗ったエレベーターは灯台の最上階に着き、天雅は降りて辺りを見回す




「さーて、リーダー何処だー?………………お」



すると、窓の方に金髪の男が立っているのを見つけた



「なぁ、アンタがジムリーダーのデンジか?」



「お前は………………挑戦者だな?」



天雅が駆け寄って聞くと、その男はけだるそうに返事をした




「俺の挑戦、受けてくれよ………アンタ退屈してんだろ?」




「…………分かった、お前が他の奴より強いことを祈るぜ」



デンジが無気力そうに呟くと、天雅はこの上なく挑発的に笑い




「はっ、言ってろ………………俺達は負けねえ」



と、言葉を返した




その顔を見たデンジは一瞬驚いて眼を見開くが、次に同じような笑顔を見せた



「気に入った、お前の名前は?」




「…………天雅だ」




「天雅、もしお前が負けたら………………お前、俺のモノになれ」



「……………!!」



突然の事に天雅は固まるが、デンジは言葉を続けた



「どうする?嫌なら止めてもいいんだぜ」



明らかに挑発するように言われると、天雅は少し眉を寄せ




「上等だ………やってやる」



と、答えた




「忘れんなよ…………………俺はジムで待ってる、いつでも来い」



デンジは楽しそうにニヤリと笑い、背を向けて行ってしまった





「あの野郎、ぜっ……てぇ勝つ!!!」



デンジの言葉と態度に、天雅の闘志はいつも以上に激しくなっていた






―ナギサジム―




「たのもーーーっ!!!」



ジムに着いた天雅はそう叫び、勢い良く扉を開け放った



「来たな…………天雅」



すると奥から、リーダーのデンジが現れる



「おーい!お前ー!!」



「ん?」



その時、観客席の方から声がして振り向くと
そこには先程のアフロ男が座っていた




「あ、アフロ!!



「だからその呼び方はヤメロって」




「うるさいアフロ、黙ってろ」




「ちょっ、お前まで言うなよデンジ!!!」




「んじゃ、試合始めるぞ」


「俺を無視すんなーーー!!!」



天雅にアフロ呼ばわりされ、デンジからも無視されたアフロ男は泣き出す


しかし天雅とデンジの間には、既に緊迫した空気が漂っていた




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