「特性を特性で攻略されるとはな…………………………『サイコキネシス』!!」
しかしデンジの方も負けじと、先程と同じように『サイコキネシス』で破山を宙に浮かばせる
「ちっ、また捕まった…………」
「そのままフィールドに叩きつけろ!!」
デンジの指示で、エレキブルは破山をフィールドへ叩きつけようとすると
「だったら…………俺にも考えがあるぜ」
破山がフィールドに衝突する寸前天雅はそう呟き、次の技に賭けた
「破山!その勢いを利用して『じしん』だ!!」
破山がフィールドに衝突する直前に天雅が叫ぶと、破山は全体重と『サイコキネシス』の勢いを利用して地面を揺らした
「なっ、エレキブル!!?」
「うおっ!スゲー威力だな?!」
サイドにいる天雅とデンジもバランスを崩す程に、破山の『じしん』は凄まじい揺れを起こした
ようやく揺れが収まると、その威力に耐えきれなかったエレキブルが、フィールドに倒れていた
「エレキブル戦闘不能!ドサイドンの勝ち!!」
「天雅〜!!」
破山は原型のまま天雅に駆け寄ると、そのまま抱き上げ嬉しそうに尻尾を振る
「うわっと!よしよし、頑張ったな破山!!」
「えへへ、ありがとー」
天雅が褒めると、破山は満面の笑顔を見せて喜んだ
「それじゃ、後はゆっくり休んでくれ破山」
「うん」
天雅は労る様に優しく破山を撫でると、ボールの中へと戻す
「エレキブル、ありがとう………久々にここまで追い詰められたな」
デンジもエレキブルをボールに戻して優しく慰労の言葉を呟くと、天雅の方に向き直り三つ目のボールを構えた
「三体目、俺の最後の切り札はコイツだ!…………………レントラー!!」
「これで決着を付けるぜ!行ってくれ、強羅!!」
デンジの三体目は、がんこうポケモン・レントラー
一方天雅は、電気タイプに圧倒的に不利な強羅を出した
「電気タイプのレントラー相手に、ギャラドスを出して来るとはな」
「コイツは俺の切り札だ、タイプ相性なんざ関係無ぇ………エキスパートタイプを持つアンタなら、分かるだろ?」
天雅が自信有りげに言い切ると、デンジは微かに笑って呟いた
「その通りだ、相性が良かろうが悪かろうが、自分の得意なタイプを貫く…………それがジムリーダーだ」
その顔を見ていた観客席のアフロの男は、確実にデンジが変わっている事に気付いていた
「久々に燃えてるみたいだな、デンジの奴………………アイツに頼んで正解だったぜ」
そう言うと、アフロの男はニヤッと笑って天雅に眼をやった
「レントラー対ギャラドス、試合開始!!!」
そしてフィールドでは審判の声が響き、お互いは一斉に動き始める
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