「何故驚く、大した数では無いだろう」
「どこがだよ!何でそれを早く言わない!?」
「言ってどうする」
アカギにあっさり言葉を返されると、天雅は眉を寄せて口を尖らせた
「だって、俺はまだまだ未熟だし…………そんな大勢ファンがいるなんて」
「ならば、それだけお前は認められている………………………違うか?」
「あ……………」
その言葉に、天雅はハッとしてアカギを見上げた
「そうだよな………………じゃなきゃ、ファンになるハズ無いよな………」
天雅は呟くと、次に顔を綻ばせて嬉しそうにはにかんだ
「ありがとうアカギ!自信出てきたぜ!!」
「…………………そうか」
アカギは素っ気なく答えると、大きな手で天雅の頭をわしゃわしゃと無造作に撫でた
「うぁっ…………アカギ?」
「私は、トバリに戻る…………………天雅」
「そっか………じゃあ今度遊びに行くぜ!!」
「遊びに、……………好きにしろ」
ニコニコ楽しそうに笑って言う天雅に、アカギは小さなため息を吐き背を向ける
「またなー!アカギー!!」
去っていくアカギの姿が見えなくなるまで、天雅は手を振り続けた
「ふぅ……………ん?」
ようやく手を止めると、腰に付けているモンスターボールから強羅が出て来た
「あんな奴と友達か………………何やってんだお前」
「んだよ強羅、文句でもあんのかよ?」
「……………少し」
そう言うと強羅は、拗ねた様な顔をして天雅の肩を抱き寄せる
「強羅…………どうした?」
「妬いてる事くらい………………気付け、鈍感」
「え?妬く、って…………何に??」
「…………鈍感もそこまでくると、天然記念物並みだな」
「?」
天雅のあまりの鈍感発言に、強羅の嫉妬心は一瞬にして砕かれてしまった
「とにかく、アカギ(と他のギンガ団員)の前では無防備になるな…………」
「えー?アイツ等もう敵じゃねぇし大丈夫だって!!」
「だから、そういう意味じゃ……………もういい」
天雅の鈍さに、強羅は諦めて大きくため息を吐いた
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