―ソノオタウン―
『鮮やかに花香る町』として有名なこの町に…………
怪しいとしか言いようのない奴らがいた
「なぁ、やっぱ変だよな…………あいつら」
何故か物陰に隠れて様子を見ている天雅達、その視線の先には宇宙人と言っても過言ではない
そんな服装のあからさまに怪しい輩の姿があった
「どう見ても不審者だな」
「と言うか、兄者……………」
「何だ、炎神?」
「俺達はいつまで、こうやっていれば良いんだ……………?」
天雅達はかれこれ一時間にわたり怪しい奴らの様子を見続けていたが、炎神がしびれを切らすのも仕方ない
「んー、とりあえず………アイツらが未確認生命体かどうか確認するまで」
「えぇっ!アイツら人間じゃなかったの!?」
遠目からは確かに地球外生命体なのだが、こんな昼間から堂々と歩いているのが宇宙人だとは思えない。そもそも強羅と炎神の常識人コンビは神秘や怪奇の類いをあまり信じていない
しかし駿羽だけは天雅の言葉に目を丸くしている
「(な、何かこの二人……波長が合ってる!!)」
「(ある意味、尊敬に値するな……)」
強羅と炎神の心中は呆れを通り越して尊敬すら湧いており、その傍らで二匹の心境など露ほども知らない天雅と駿羽は怪しい奴らについて意見を出しあっている
「こーゆーのって、やっぱり動画撮っとくべきだよね!?」
「TVコトブキ、買い取ってくれるかもな!!」
なんだか儲け話まで出ているが
・
1/9
prev next.