「遊園地、行かへん」
なんて言われたらそりゃ、
「行く」
行くにきまっとるやないの。
まさか翔くんからそないな単語聞く日がくるとは。しかも当日着いたのはユ○バ。勝手に廃墟になった所にでも行くんやないかと思っとった。本人に伝えるとでっかい目を思いっきり細めて、ボクの事何やと思っとるん、って睨んできよった。宇宙で一番好きな男の子やよ、とか、これも伝えられたらええのやけど。
楽しそうなカップル、家族連れ、カップル、カップルを見送りながら、とりあえずハ○ポタエリアの入場券を取るために列に並ぶ。多分エ○モを見ているであろう彼を見上げる。
「翔くん、人混み苦手なんやなかったん」
「…名前ちゃんはこういうとこ好きやろ」
そんな事言って手を握ってくるなんて、この人ほんまに翔くんなんやろか。
「るっさいわ名前ちゃんのアホ」
今度は口に出てたらしい。嫌やわにやけとまらん。
「なあ翔くん」
好きやよ。
でっかい目を更にめいいっぱい開いて顔を真っ赤にした翔くん。あ、字面だけだとめっちゃエル○やん。
「いっ」
頭ガシィされた。
昔のサルベージ
150720
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斜掛