あとがき




初☆フラウ中編を最後までお付き合いくださりありがとうございました!

む、難しかった…。

いつもアヤナミ様やヒュウガ、コナツたちの口調に慣れすぎている上に、ブラックホークの雰囲気が好きなので教会側の雰囲気に慣れきれず…。
慣れきれないまま終わってしまいました。

本当はもっとカストルさんとか出したかった…。
オリキャラですが、アルドもちょっぴり出したかったです。
お気づきかと思いますが、アルドは主人公に淡い初恋です。

全く書く気はありませんが、アルドは何だかんだとルナとくっつけばいいという勝手な妄想(笑)

話しの内容的にもう少しシリアスと甘をそれぞれ強めにする予定だったんですが…
何だかんだと乗り切って終わったの、良しとします!←


また機会があったらフラウ夢も書きますね〜。

とりあえずアヤナミ様とヒュウガ欠乏症になってしまったので、いつもの感じに戻ります(笑)




では、いつものやつをどうぞ♪










〜After that〜



「ぎゃー!!」


アルドの叫び声で目が覚めた。

人がせっかく木陰で気持ちよくお昼寝をしていたというのに、何だかただ事ではない叫び声だ。

なんだなんだ。
天と地でも入れ替わったか?

大げさなようにも感じるが、ホントにそんな叫び声だ。


私は仕方がなしに起き上がり、寝ぼけ眼を擦ってその叫び声のした方へと歩き出した。

広場に行けば目つきの悪い司教とアルドの姿。
その周りには数人の子供達。

どうやら目つきの悪い司教ことフラウとひと悶着あったらしい。

なんだ。
いつものじゃれあいか。

良く見ればフラウの背中には小さな靴跡がついており、泥で汚れていた。

どうせアルドがフラウにドロップキックでもかましたのだろう。
私には全てまるっとお見通しだ!!

…っていうか、ホントいつものコト。


私は踵を返して二度寝を決め込もうと…、


「あ、名前ねーちゃん!!助けてくれよ!」

「えー…めんどい…」


アルドが悪いんでしょ?


「あのねぇ」


教会一のマセガキ…ゴホン、女の子がニマニマしながら近寄ってきた。


「アルドくんが名前お姉ちゃんは自分のものって言い始めてね。」


…あらあら。
アルドってば可愛いわねぇ、もう♪

日頃は生意気なのに、たまにこういう可愛いところを見せてくるから憎めないのよねぇ♪


「でもフラウ司教が名前お姉ちゃんは俺のもんだって言い返してね。」


…あの馬鹿。


「子供相手に何言ってくれとんじゃ。」


「男には譲れないもんっていうのがあんだよ。」


フラウは文句いいながらもアルドを地面に下ろした。

アルドからするとある意味天地がひっくりかえったようだ。
強ち私の推測は間違っていなかったと。


「知らん。そんなの知らん。知ったこっちゃない。」


「ふふ。名前お姉ちゃん、モテモテね♪」


ハイハイ。
ホンットおマセさんですね〜あなたは。


それでアルドが蹴ったって感じなのね。

もー馬鹿。
ちょー馬鹿。
フラウ馬鹿。


「二人とも…何バカなことやってんの。」

「「だってフラウが!!(アルドが!!)」」


おーおー。
息ぴったしなこって。


「どーでもいいけど、私眠たいから寝るね。」


もう叫び声で起こさないで下さい。


「名前、」

「ん?」


フラウに名前を呼ばれて振り向くと、唇を奪われた。

それはすぐに離れたけれど、私も子供達もポカンとしている。


「アルド、見たか?名前は俺のもんなんだぜ。」





「きゃっ。生ちゅー初めて見たわ♪」


マセガキよ、何が『きゃっ』だ。
私はどっちかっていうと『ぎゃー』って感じだ。

フラウよ、何が『見たか?』だ。

…っく…、子供相手に…何対抗してんのよっ!
アルドよりクソガキじゃない!


「こんの…バカフラウっ!!!!!」


血しぶきが、舞った。


―Eternal live happily―

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