蜂蜜色の髪した青年の受難
「少佐っ!今まで一体どこをほっつき歩いてたんですか!見てくださいよこの書類の山!」
サボりから帰って来るなり『わーコナツってば今日も元気だね☆』とヘラヘラ笑っているヒュウガと、怒り心頭といったコナツの姿を机に肘をついて眺め見る。
この光景も毎度のことながら代わり映えしない。
なんだかそのことにホッとするのは私だけだろうか。
「あれだよコナツ、ヒュウガはきっとコナツに探しにきて欲しいんだよ。」
「そうそう♪コナツってば全然探しに来てくれなくて寂しかったなーオレ。」
「まぁ!2人ってばらっぶらぶだね!おねーさんドキドキしちゃう〜。」
ニマニマして言った私の言葉に悪乗りしてきたヒュウガと、2人並んでニマニマニマニマしていると、コナツは露骨に嫌そうな顔をした。
「お二方とも付き合っていらっしゃるんですよね?何冗談言ってるんですか。」
「「いやーだってコナツの反応が面白くて☆」」
被さった私とヒュウガの言葉にコナツはふるふると怒りで震えだしたが、私達はお構い無しに続ける。
「コナツの反応ってホント可愛いのよねー。」
「美青年って得だねコナツ☆」
「ね☆」
ウインクを2人で飛ばすと、コナツはついに耐えられないとばかりにどこからか釘バットを取り出した。
「この変人だらけの中、僕だけでも、僕だけでもマトモでいなければ……!」
(コナツってば怒っても可愛い!)
(お二方とも、一回死んで出なおしてきてください!)
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