あとがき
…あれ?
全22話って何だ、コレ。
私の予定だと10話前後で中編の予定だったんだけどなぁ………。
何故か追加したいネタが増え、増え、増え。
アヤナミ様とくっついた段階で終えるはずのこの話は、こんなにも長くなりました。
自分でもビックリです。
そんなお話に最後までお付き合いありがとうございました。
毒舌メイドが書きたかったんです。
でも何より戦うメイドさんが書きたかったんです。
後者の方はイマイチそんな感じが出せず…。
アヤナミ様と中々ラブラブになってくれず…。
機会があれば戦うメイドさん書いてみたいなぁ…。
でもとりあえず、気分転換にヒュウガかフラウ夢書きたいなぁ…。
今度こそちゃんと中編で!
ご利用は計画的に、ですよね?!?!
さてさて、気を取り直して毎度お馴染み、『それから』をどうぞ♪
〜After that〜
「…なんですか、この体勢。」
ソファに座り、テーブルを拭いていた名前の腰に腕を回して引き寄せる。
足の間に名前を挟み、後ろからしっかりと抱きしめてやると、不機嫌な声が聞こえてきた。
ここは『きゃっ!ビックリするじゃないですか!やめて下さいよ〜』と可愛く言うべきところではないだろうか。
脳内の名前はキャッキャと顔を赤くして照れているが、現実はそうではない。
至極不機嫌そうだ。
「抱きしめたくなってな。」
「そうですか。今度クマのぬいぐるみでも買って来てあげます。なので離して下さい。」
「イヤだ。そんなものいらん。名前がいい。」
首筋に顔を埋めると、名前の香りが鼻腔を擽った。
「それはありがとうございます。ですがアヤナミ様、私の仕事が捗りませんので。椿にも水をあげなくては。」
「主人を構うのもメイドの仕事だろう?」
「契約書にそういうことは書いてなかったような気がするのですが。お暇でしたら契約書の書き取りを30回ほどされたらいかがですか?」
「逐一覚えている。追加しておこう。」
「手間が増えるのですが。」
「安心しろ、お前は横になっているだけでいい。後は私がするから手間はかからないだろう?」
耳の裏に口づけを落とすと、名前は顔を赤くした。
「アヤナミ様は万年発情期のうさぎのようですね。うさぎというような可愛いガラではありませんが、ある一部分だけそっくりです。ある一部分だけ。例えば万年発情期なところとか。」
一部分しかないというのに例を挙げてしまったら、それがその一部分ということになるではないか。
相変わらずの毒舌に苦笑する。
「得意の毒舌も、顔が赤いと威力も半減だな。」
ギュッと抱きしめる腕に力を込めると、名前の心音が聞こえてきた。
いつもより少しばかり早い。
例えば、情事を始める前のような…。
「するか、名前」
耳の裏から首筋に唇を落とすと、顔だけでなく体中が赤くなる。
何度抱いても恥ずかしいのは変わらないらしい。
それがもどかしくもあり、可愛くもあり、愛おしくもあるのだけれど。
唯一つ言うならば、もう少し大胆になってほしいものだ。
「名前、」
「セクハラ上司のようですね。うさぎより性質が悪いです。そう思いませんか?」
こんな状況でも毒舌を吐く名前。
(ならいっその事、その口を塞いでしまおうか)
―Eternal live happily―
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