露見
「咲ちゃん、1階の例の部屋の窓、開けておいたわ」
「ありがとう梅雨ちゃん」
「いいのよ。これでうまくヒーローチームの裏をかけるといいのだけど」
「うん…」
作戦はバッチリだ。バレずにうまく誘い込むことができればきっと勝てる。もしうまくいかなかった場合、正直怖いが、きっと大丈夫。梅雨ちゃんもいるし!
そうして、オールマイトによりスタートが宣言される。
建物の中に入ったヒーローチーム。障子は一度目の時と同じように複製腕の先端に耳を出し、建物内の物音を聞き取る。
「一人は5階南側の部屋。もう一人は、3階から4階へ上がる階段にいる」
「うむ、ではおそらく核があるのは5階のその部屋だな。障子くん、時間も惜しい。まっすぐ5階へ向かおう」
「ああ」
「はっ、しかし最上階ということは、そこまでの時間稼ぎとして通り道にトラップが仕掛けてあるかもしれん。慎重に行くぞ」
扉をぶち破って入ってきた飯田と障子。間が先に入り、後から障子が入る。後から入った障子の脚に蛙吹が舌をかけて転ばせる。
「ぐ、」
「障子くん!!」
飯田が
羽生の聴覚でやって来るヒーローの位置を補足。障子が個性で索敵しながら部屋に入ってきたところで蛙吹が舌をかけて障子を転ばせる。実は部屋に核がない。蛙吹と障子、飯田と羽生。
羽生を捕らえようとする飯田。それを軽くいなして背負い投げる。腕ひしぎ十字固め。その間に障子に捕まった蛙吹。それに一瞬気を取られた隙に飯田が空いた手で羽生の頭を掴む。ウサ耳が出て来る。タイムアップ!
ああああああああああああああ!!!
クラスのみんなにバレる。
なに?耳?うさぎ??え?羽生の個性って?跳躍じゃないの?
「何かおかしいと思ったわ。咲ちゃん、あなた見えないのにヒーローチームの二人がどこにいるのかわかっている風だった。あなたには二人の歩く音が聞こえていた。うさぎだから耳がいいのね。」
「おいまじかよ羽生…!お前…リアル和ニーちゃんじゃねえかよ!!」
「は?ワニー?なんだそれ?」
「ggrks!」
「あ?」
「あああ!羽生…!なんでお前はおっぱいが小さいんだ!!勿体無い!!」
「死ね」耳郎
「なんだどうした轟」
「鳥獣戯画…」
「ブッフォ!」
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