ゴリラのキーホルダー




さとるみたいだからあげる、とゴリラのキーホルダーをくれたなまえさんと戸惑うサトルクン

「…ゴリラ?…僕?」
「似てない?」
「いや似て…?」
「…そっか」

手を引っ込めたなまえさんからゴリラを取って鍵に付ける

「…むりしなくていいよ」
「してない。なまえがくれたから嬉しい」
「ゴリエ」
「ゴリエ?このゴリラ名前ついてんの?」
「今私がつけた」
「ゴリエ…」

センスなくてかわいいな…ってゴリラを眺めるサトルクン
段々鍵をゴリエって呼び始めるし、ポケットに手突っ込んだときとかもそもそ触ってるし、やっぱなまえさんがくれたのが嬉しくて見せびらかしてる

ある日ゴリエだけがいなくなって焦りとショックでめちゃくちゃ落ち込むサトルクン

「なまえごめんね…ゴリエいなくなった…」
「えっ、そうなんだ…」
「うん…どこ行っちゃったんだろ…」
「見つからなかったら別なの付ける?」
「…ゴリエがいい」
「(めちゃくちゃ気に入ってんな…)」

そしたら伊地知さんが「あ、そういえば、これゴジョさんのですか?」ってゴリエをポケットから出す

「アーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!」
「ヒャッ」
「僕の!!ゴリエ!!」
「ゴリエ…?」
「どこにいたの?!」
「座席の下に…」
「伊地知」

真顔で肩を掴まれた伊地知さん、ガチガチに緊張

「ハイ」
「ほんっとにありがとう」
「えっ…?」
「これ、さっき買ったおやつ。あげる」
「…私試されてますか?」
「試してないよ僕がそんなことするわけないでしょ。ほんの気持ちだよ」
「こわいです」
「張り倒すぞ」
「こわいです」

じゃ!と興奮したま上機嫌に走り去るサトルクン

「なまえ!!ゴリエいた!!!」
「えっ!いたの?!よかったね!!」
「うん、伊地知の車にいたって」
「そっか〜」
「よかったゴリエ〜探したよ〜」

でっかい手で年季の入ってもそもそになったゴリエをぎゅっとするでっかい男…
取れたついでだからって洗濯機にゴリエをぶち込むなまえさんと、手洗い😭💢って泣いてるサトルクン
今度はなくさないように色々工夫してあげようね
出張とかで会えないとき、ゴリエと並べてごはんとか景色の写真をなまえさんに送ってあげてたらかわいいな…



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