雨の日
雨が降ってきて、なまえさんに「雨やばいね〜。迎えに行くから終わったら教えてね」ってメッセージするサトルクン
帰ったらすぐお風呂入れるように準備してたら、家のピンポンが鳴って、ドアを開けると絞れるくらいびしょびしょでオバケみたいになったなまえさんが立ってて、キャアアアアッッッッ😱って悲鳴上げちゃう
「なに…えっなんで帰ってきちゃったの?!迎えに行くって言ったじゃん!」
「いやもう出ちゃってたし、雨なのにさとるにきてもらうの申し訳ないし」
「…😡」
無言でなまえさんを抱っこすると、暴れるのを無視してお風呂場にぽいってする
さとる怒ってたなあ、と少し落ち込みながらお風呂から出たなまえさんがおずおずリビングを覗くと、むっすり不機嫌なサトルクン
「…」
「…なまえ、ここきて。おすわり」
大人しく座ると、じっと見つめられて居心地が悪い
「なまえは遠慮したかもしれないけどさ、こんな雨なんだよ?傘があってもろくに前も見えないような天気で、夜だから真っ暗だし危ないに決まってんじゃん。怪我もそうだし、雨のせいで声も聞こえないんだから、なにかあってもわかんないんだよ。だから迎えに行くって言ったの」
言葉の途中でなまえさんがぽろっと涙をこぼしたから動揺で声がブレるサトルクン、取り敢えず言いたいことは言い切った
「ごめんなさい」
「なんか、あの、ごめん、僕も、」
「泣くのはだめだよね、ごめんね」
「なまえ、」
最近仕事がキツいって聞いてて、泣いちゃうくらい弱ってると思わなくてたじたじしちゃうサトルクンがぎこちなくなまえさんをぎゅっとする
「ごめん、僕に気遣ったんだよね。でももっと甘えてほしいんだよ、雨やだなって言いながら
なまえのこと迎えに行きたい」
「甘える、」
「そ」
「雨だから迎えにきてほしいのは、甘えるに入る?」
「入るよ」
「…そっか」
「雨じゃなくてもいいよ」
「いやそれはさすがに…」
「ん?なんで?」
「なんか、甘えすぎ、な、気が」
「いいじゃん。帰りスーパーとかコンビニ寄ってさ、おやつ買って帰ろうよ」
「…うん」
「遠慮しないでね。なんでも言って。出来ないことは出来ないって言うから」
「うん」
なまえさんにはそう言うけど、大抵なんでもやるよ
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