憂いしい出来事

嬉しい出来事



最近の忙しさにはめまいがする。
冬の寒さが今年は例年以上に身に染みる。

「ふぅ、」

私は仕事の手を止めて時計を見た。ちょうどお昼休みだった。

私は作成途中のファイルを保存し、席をたつ。

「っ、え、」

でもその瞬間私の体から力が抜けてしまって、そのまま意識が途切れた。





次に目を覚ましたのは消毒臭い部屋だった。
辺りを見渡すと鉄朗が神妙な面持ちで私を見ていた。

ずし、と重たい体を私はようやく起こす。

「ごめん、鉄朗。ちょっと疲れてたのか、な!?」

恐らく私が倒れたことを知らされ仕事を抜け出してきたであろう鉄朗に謝れば、私は鉄朗に抱きしめられていた。

「てつろ……?」

「ありがとう、ミオ。ありがとうな、ミオ」

何のことか私にはわからなくて、でも私から離れた彼が私のお腹に優しく手を置いたことで私はすべてを理解した。

「もしかして、あかちゃん?」

たどたどしく言えば、鉄朗はただただ優しく頷く。
私も自分のお腹に手をおけば、なぜだか自然に涙が出た。




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椿姫さまリクエストです。
黒尾くんで赤ちゃんができるお話しです。
期待に添えたかわかりませんが精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



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