張りがいい

張りがいい



大学の休日の部活を終えた私は、一くんの部活を見に、青城高校を訪れていた。

「わー、さっすがスポーツマンは筋肉が違うね?」

「ミオちゃんはもう少し恥じらいを知った方がいいと思うけど」

及川くんはらしくない苦い笑いを私に向けた。

「え、なんで?」

「たく、ミオはこれだから……」

一くんはあきれたように私を見ていた。



彼らの部活の休憩時間、私と彼らは筋肉の話題で盛り上がっていた。

「だって、腹チラしてたんだもの」

「ミオちゃんって本当にさっぱりしてるよな」

松川くんが私に言う。

「そういう松川くんもなかなかに……」

私は松川くんをじーっと見た。青城の三年生は皆、筋肉のつきがいいなあ。

「花巻くんも結構いい線行ってるよね〜」

私は花巻くんに視線を移す。うん、いい筋肉だ。

「ミオ、お前何しに来た……って!?」

でも最終的にはやっぱり。
私は一くんの胸に手を当てた。うん、やっぱりこれだ。

「うーん。やっぱり最終的には一くんの胸板の張りが一番いいなぁ」

ボソッともれた本音に、皆が私を一斉に見た。

「ミオ、お前なぁ……」

一くんに至っては頭を抱えてため息をついていた。

「ミオちゃん、それはのろけかな? 岩ちゃんの裸を見慣れてるみたいな言い方だよね?」

「えっ、あー。うん! のろけだね!」

笑って言ったら皆があきれたように笑いを漏らした。



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やなさまリクエストです。
岩泉くんで、青城三年生と筋肉について絡むお話です。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



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