お誘い申し上げます(「
狡いのは誰?」続き)
お誘い申し上げます
烏野バレー部の休日の部活は皆が皆充実していた。
そんな休憩時間のこと。
「影山、霜月とうまくいってるの?」
「うまくいってるにきまってんだろ」
影山はぶすっと月島に言い返した。影山と月島は余り仲がよくないのは周知の事実だ。
「ふーん、じゃあデートに誘ったりするわけ?」
「っ!?」
言われて影山は言葉がでなかった。そういえば自分からデートに誘ったことはない。
「あれあれ? もしかしてないの?」
「っ、るせえ!」
にやつく月島に、影山は荒々しく言い返すも、影山がミオをデートに誘ったことがないのは明らかだった。
そんなわけだから、影山は帰り道、ミオにどう話を切り出すか迷っていた。
「今日もトスすごかったね」
「……」
ミオの言葉なんて耳に入っていない。
「飛雄くん?」
「あっ、な、え?」
ミオが影山の顔の前で手を振り、ようやく影山は我に返る。隣にいたミオの笑顔に一気に緊張する。
「こっ、今度、遊園地いくぞ」
「へ?」
影山の裏返った声にミオは固まる。だが次には優しく笑うと影山の手に自分の手を絡ませた。
「うん。嬉しい、な」
「お、おう」
ぶっきらぼうな影山に、ミオはただ優しく頷くのだった。
――――――――
千明さまリクエストです。
影山くんで、「
狡いのは誰?」続き、月島くんにバカにされながらもデートに誘うお話です。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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