名前も知らぬ人

名前も知らぬ人




今日も今日で授業中に居眠りをしていた俺だけど、目を覚ますと必ず授業のノートが机に置いてある。

最近、日向と影山と言う可愛い後輩のために五時おきで部活をしてるから、居眠りの頻度が増えた。
だけどそんな俺に、誰かはわからないがノートをとってくれる人がいる。いったい誰なのか、全く心当たりがなかった



休み時間になると俺は目を覚ますタイプだった。

「なー、霜月」

「え、?」

今日こそはとクラスの片っ端からノートをとってくれてる人をさがす。
今話しかけたのは、転校生の霜月だ。
霜月には確か、転校初日に学内の案内を買ってでた記憶がある。

「このノート、霜月のか?」

「えっ、違うよ?」

少し挙動不審に答えた霜月。

「そっか。あ、学校、慣れたか?」

「あっ、うん。楽しいよ」

いまだぎこちなく答えた霜月に疑問を抱きつつも俺は、そうか、と呟くと、自分にノートを渡してくれる、名前も知らぬ人を探すのだった。



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千明さまリクエストです。
田中くんで、転校生のお話です。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



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