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私…涼宮 華蓮には、恋人がいる。
それはそれはかわいい恋人。


私は15歳で彼は10歳。5歳の年齢差に小学生と中学生。
私たちは幸せな日々を送ってます。











――パタパタパタパタ――

廊下を駆ける小さな足音。
今日も元気に我が恋人が駆けてくる。

初等部の校舎から、遠いだろうにわざわざ中等部の校舎まで、私を迎えに。


「おっ今日もきたね。華蓮の恋人。にしてもやっぱ兵助くんかわいいね。今度兵助くん貸してよ」


「……殺すわよ」


真希のやつ調子に乗りやがって。
いくら10年来の腐れ縁でも、私のへいすけに手を出したらマジで地獄見せてやる。

冷ややかなわたしの殺気に気付き、ゴメンゴメンと謝ってくるが、私はもう知らないと捨て置く。


「ちょっ、華蓮ってば機嫌直せって。あんたの王子様はとらないよ」


「当たり前よ。いくらあんたでも…」

一層の殺気を込めて睨んでやる。

「ギャーー!やめてっ私が悪かった!取って置きの情報渡すから!(美人が怒ると怖い)」


殺気が効いたのか真希はペラペラと“取って置きの情報”とやらを喋り出した。

…主に男子テニス部。



幸村君がどうとか、仁王君が何したとか、丸井や柳生君がどうのこうの。




……いらねえ!!

熱く語っている真希には悪いが、1ミクロンも興味無い。

「じゃあね、真希」

2人分のランチボックスを持って席を立つ。

「ちょっと華蓮。こっからが重要なのに〜」

知らないし、そんなに重要ならファンクラブにでも売ればいい。
私には愛しのへいすけが待ってるんだ。


「華蓮ちゃーーん!」

教室から出たところで、へいすけがぶんぶんと手を振りながらやってきた。


「へいすけ。いらっしゃい」

白い肌を真っ赤に染めて……。
その上もちもち肌とは。
うふふふふふ。
かぁいいよぅ。

これ私のだらか手出し厳禁!!

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