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ぼくには年上のかのじょがいます。
その人はりっかい中学生です。
とっても美人で、みすこん?でいっつも一番です。
「かんちゃん、みすこんって何?」
「誰が一番キレイかみんなで決めるんだよ」
「いいな〜兵助は。華蓮せんぱいとお付き合い」
「…はっちゃんにはあげないもん」
恋人の華蓮ちゃんはとってもやさしいです。ぼくに毎日おべんと作ってくれます。一品は必ずぼくの大好きなお豆腐をつけてくれます。
泣いてせがんだ甲斐がありました。
昨日の豆乳ドーナツ、とってもおいしかったからまた食べたいです。
「今度豆乳プリン作ってもらうんだ」
「華蓮せんぱい、料理得意だもんね」
「うん!らいぞーにも分けたげる」
「いいの?兵助ありがとう。大好き」
「ぼくもらいぞー大好きだよ」
「おっ俺も雷蔵のこと…」
「三郎……邪魔」
「雷蔵の愛が冷たい」
最初に華蓮ちゃんを見たときからドキドキが止まりませんでした。
ぼくが初めてお豆腐を見たときとおんなじです。このときもドキドキが止まりませんでした。
かんちゃんたちに聞いたらそれは“こい”というんだそうです。
「兵助はその人に一目惚れしたんだよ」
「そうなの?」
なっとくしました。だってその日から大好きなお豆腐が食べらんなくなったからです。
ぼくはがんばってその人に。
「好きです!おちゅきあいちてくだしゃい!!」
かんだーーーーー!!
って気づいて、これじゃ恋人になれないって思うとはずかしさとかなしさで、頭の中がグルグルになって、泣いてしまいました。
そしたら、その人がしゃがみ込んで。
「泣かないで。えっと…久久知 兵助君ね。本当に私でいいの?」
「う゛ん゛ヒック」
「私と一緒にいるとイヤなこと…言われるよ」
「華蓮がいいの」
「…それじゃ兵助君。今から宜しくお願い致します」
今度はうれしくて泣いてしまいました。その日からぼくたちのお付き合いは始まりました。
「俺のかわいい兵助が…」
「真っ白だった兵助が…」
「いい加減にしなよ」
「三郎…キモい」
はっちゃんとさぶろうが何ゆってるかわかんなかったけど、ぼくはとっても幸せです!!。
おっきくなったら華蓮ちゃんとけっこんします!
「うへへへへ。へいすけ…今日もかわいいわ」
「…こんな悪魔に惚れ込んで兵助君も哀れね」
涼宮 華蓮の裏の趣味。
双眼鏡で向かいの初等部にいる自分の恋人を覗くこと。
お友達とわちゃわちゃしているところを隠し撮りすること。
end
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