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はっきり言おう。俺の後輩、涼宮 華蓮は天使だ。
ちんまい体躯に陶器のような白い肌はスベスベ、愛らしい仕草。花が咲いたような笑顔なんて反則ものだ。なんかもう、全てが俺のストライクゾーンなんだ。…あ、思い出すだけで…鼻血が……。
「留さん。朝からキモいんだけど。どいてくれない?この変態」
ドカッと俺の尻に蹴りを入れてきたのは、同室の善法寺 伊作。不運委員会…じゃなかった保健委員会の委員長をしてる奴だ。
「聞いてくれ伊作。俺の華蓮がいかに素晴らしいか……」
「いっぺん死んでみる?」
それはそれは恐ろしい笑顔だった。閻魔大王も裸足で逃げ出すかもしれん。
「留さん」
ちょっ、やめよう。ゴミでも見るかのような、蔑んだ目はやめよう。いくら友人でも傷つく。
「す…すまん伊作」
「早く食堂いくよ」
「お…おう」
伊作に促され、俺たちは食堂に向かった。
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