ネズミの治める国
東奔西走編

〜千鶴ちゃんと写真撮影〜

「和樹君、君には今日一日で最も重要な仕事を任せているんだ。くれぐれも頼んだよ」
「重要な仕事って…ただの写真じゃねえか」
「おま…千鶴ちゃんと私のツーショットだぞ!大事だろ!」
「なまえちゃん、私はどうすればいいの…?」
「とりあえずとびっきりの笑顔で、和樹の持ってるものを見ててくれれば大丈夫!」
「はいはい、撮るぞー。おいなまえ、気色悪い顔すんな」
「おだまり!!」



〜土方さんと黄色いクマの夢〜

「おい、これ他の奴らと違うところに行ってるぞ。大丈夫なのか?」
「そういう仕様なんで大丈夫です」
「なんだ?あの黄色い生き物は」
「夢の国の住人です。そんなことより土方さん」
「あ?なんだよ」
「千鶴ちゃんとはどうなんですか。うまくいってますか」
「……さあな」
「答えるまでの間が現実を物語ってますね!さあ全て白状してください!」
「お前…さてはそれが狙いか!」



〜沖田さんと洋風お化け屋敷〜

「なんだ、これ全部ただの人形か。つまらないなあ」
「さすが沖田さんですね。乗せ甲斐がない」
「え、まさか僕がこんなもの怖がると思ったの?馬鹿なの?」
「うるさいですね!震えあがる沖田さんが見たかったのに!」
「うわーなまえちゃんこわーい」
「はい、近年稀に見るやる気のない棒読み頂きましたー」



〜斎藤さんとネズミとの遭遇〜

「あ、斎藤さん。あれが例のネズミですよ」
「あれが……やはり指は4本か…」
「やっぱりそこ!?しかもそんなに思い悩むところ!?」
「しかし随分と巨大なネズミだな……なまえ、もしやあの中には……」
「はいストーーーップ!!斎藤さん、この世には知っていいことと知らなくていいことがあるんですよ。だからそれ以上は胸の奥に大事なものと一緒にしまっておきましょうお願いだから」



〜三馬鹿とハイスピード鉱山列車〜

「すげえ!こんなところに山がある!」
「これからこの山を超高速で駆け巡るんだよ、平助」
「は?走るのか?」
「ぱっつぁん、さすがに無理だわ。死ぬわ」
「おい、今とりあえずとんでもねえ速さの何かが隣を通り過ぎて行ったんだが…」
「よく見てましたね左之さん。これからあれに乗りますよ」
「まじかよ」



〜鬼さんたちと丸太ボートで滝下り〜

「写真できあがりましたよー」
「天霧はこんなときでも仏頂面かよ。ある意味すげえよ」
「これでも十分驚いていますがね」
「爆笑してる不知火さんも結構すごいですけどね。どんだけ楽しんでるんですか」
「もう1回乗ってもかまわねえぞ」
「ふん、あんな子供騙し、乗る価値もなかったな」
「そう言う風間さんは白目剥いてますけどね」



〜山崎さんとネズミたちの夜のパレード〜

「山崎さん、今日はどうでしたか?」
「そうだな…初めてなことばかりだったが、いろいろと興味深かった」
「それなら良かったです。皆さんも楽しんでくれたみたいだし…一緒に来た甲斐がありました」
「ああ。なまえが楽しそうにしている姿を見て、俺も楽しかった」
「ちょ、え、このタイミングでそんなイケメン発言とかなんなんですかイケメンですかそうですねものすごくイケメンですねギャアアアアア」


「おい和樹、なまえがネズミそっちのけで奇声発してるぞ」
「知り合いだと思われたくないんで放っとけ、平助。それよりこの写真の風間さんまじで面白くて死にそう」
「これは…たしかにおもしれえ…」
「天霧は仏頂面だし不知火は爆笑してるし、鬼の反応十人十色すぎだろ」
「あんな子供騙しは……」
「風間さん…震えてますよ…?」
「千鶴ちゃん、そっとしておいてあげようか」