此処まで落ちて来いと思っていた。
あの美しい星を眺めて思っていた。
こんな処に落ちて来たのなら、何喰わぬ顔で優しく掬い上げて拾って、此の手に縋らせたいと思っていた。
そう、思っていた。




in my shelter




「まさかこんな私に、愛されるなんて幸福が降ってくるなんて、思いもしなかった」

泣いているように笑うから、悲しいのか嬉しいのか寂しいのか幸せなのかが、分からない。
そもそも、君の全てを僕は知らない。
そして、きっと永遠に分からない。
分かっている。
其の胸を裂いて絶え間無く震える心臓に触れても、
其の頭を割って全ての答えを持つ脳味噌を開いても、
君を理解することなんて永遠に出来やしない。
唯、君に光あれと願うから。
思わず、此の手で小さな体を抱き締めた。
わらって。
いて、ほしい。
唯、其れだけ。




in your shelter




其の手は酷く優しく、私の目蓋を下ろしてくれたから。
私は此処で、息絶えても良いとすら思った。
傷ついた肌に沁みた、其の感触だけで、生きていける気がした。
真逆、其の手が私の傷に薬を塗り、風を除けてくれるなんて思ってもいなかった。
優しくされたかった。
大切にされたかった。
肯定されたかった。
其の全てを、言わずに呉れた、貴方が愛しい。
神様。

「悠くんといると、優しい気持ちになれるよ」

そう。
恨み辛みも、劣等感も、其の手が全て払ってくれた。
在るのは、貴方が好き、貴方に愛される私が好き、唯此れだけで。
唯、此れだけで、生きてゆけると思った。
ふたりで、何時までも、何処ででも、生きてゆけると、本気で、そう思った。
ねえ。




"NO WAY! GIVE ME YOUR SHOULDER.
IN NEED OF LOVE YOUR SHELTER.
NO WAY! GIVE ME YOUR SHOULDER.
SADISTIC AURORA AFFECTION."




「悠くん」
「なんですか」
「好き」
「知ってます」




カミナリに撃たれ咳をして笑った後
彼に触れたなら瞳の奥に映った
サディスティックオーロラショウ





SHELTER the end
song by SHAKALABBITS