童貞筆下ろし

 シャムスと一緒に船を降りて、近くの宿に向かった。見るからに高そうな宿だった。俺たちは受付から鍵を受け取り、2人で部屋になだれ込むように入った。

 お互い何も言わずに唇を合わせた。きつく抱きしめられると、酒と太陽の匂いがした。

「んっ!?」
「は、ぁ…口開けて」

 シャムスが小さく口を開けた隙間に舌をねじ込む。縮こまって戸惑っている舌に優しく触れる。厚めの下唇に一度吸い付き、また舌を挿入した。
 荒い呼吸音とリップ音が静かな部屋に響いた。

「っ、ふ…」

 吐息を漏らすシャムスがいやらしくて、可愛い。舌先で歯列をなぞり、上顎を擽る。シャムスがビクッと体を震わせて、よりきつく体を抱きしめてきた。
 シャムスの舌が恐る恐るというようにゆっくり俺の口の中に入ってきた。それに舌を這わせ、シャムスを見つめる。

「んっ、ふ…ぁ…っ」

 舌先が上顎をなぞった瞬間甘い声が漏れた。するとシャムスは、自ら激しく貪るように口付けてきた。舌を唇で扱かれて俺はびくびく震える。
 腰にすでに硬くなったシャムスのものを感じて、手をそっと這わした。

「シャムス、これ脱いで」
「あぁ…」

 シャムスは上着を脱ぎ、ついでに中に着ていたシャツも脱いだ。逞しい上半身に俺は見惚れた。俺も上着を脱いで、下に膝をついてしゃがんだ。
 スラックスを脱がしてみれば、ちんぽは下着を少し濡らすほど勃起していた。

「っ、何して…!?」

 体格に似合うでかさのちんぽを優しく握って、根本から先端まで舐め上げる。シャワーを浴びてないからか少し臭いがきつい。
 唾液で濡らしてから喉奥いっぱいまで咥え込み、唇や舌を使って扱いていく。

「ぅ、…っは、ぁ…っ」

 目の前で彫刻のように割れた腹筋がピクピクしている。フェラをしながらシャムスの顔を見上げると色っぽく顔を歪めていた。

「っ、もう…イく…!」
「んんっ!?ぐっ、ふ…っ」

 追い討ちをかけるように吸い付くと、シャムスの腰が震えて、熱い精液が勢いよく吐き出された。
 濃いそれを何とか飲み込んでいると、シャムスが慌てたように口を開いた。

「な、何してる!飲むな!」
「慣れてるから別に気にしなくていいぞ?」
「そういう問題じゃ…っ」

 俺は気にせずシャムスの腕を掴み、ベッドに押し倒した。鞄の中からローションが入った瓶を取り出して、俺もズボンと下着を脱いだ。シャムスに馬乗りになりまた深く口付けを交わす。
 最後に下唇に吸い付き、顎、首筋、鎖骨に唇を滑らせていく。

「…綺麗だな」
「なにが?」
「肌も全て。すごく綺麗だと思う」

 シャムスの掌が太ももをスッと撫でる。少しボーっとした表情を浮かべるシャムスに俺は少し恥ずかしくなった。
 今は仕事もしていないから手入れをサボっていた。女みたいなことを気にする自分が嫌になる。
 シャムスの顔の横に肘をついて、上半身をピタリとくっけるような体勢になり顔を近づけた。

「本当に…本当に俺を抱けるのか?」
「…あぁ」

 俺は体を反転させて、シャムスの顔に尻を向けた。尻を突き出し、アナルも玉も見えるように全て晒け出す。
 本当に大丈夫なのか確かめるためにもシャムスの目の前で準備をすることにした。
 ローションを掌に出して、後ろ手に尻に塗りつけた。まずは中指をズッポリ中に入れて、少し動かしてから2本、3本と増やしていく。

「ん…っ、ぁ…はぁ、はっ、ぁ…っ」

 さすがに男の尻穴は萎えるんじゃないかと思っていたが、それは杞憂だったのか目の前の怒張がどんどん頭を上げていく。
 シャムスはいやらしい手つきで尻たぶを両手で揉みしだいた。女の胸を揉むような手つきに俺は熱い息を吐いた。

「もう挿れていいから…っ」
「大丈夫か?まだ慣らしといたほうが…」
「平気だ、ちゃんと濡らせば入る」

 俺はシャムスの頭の方に向き直り、そそり立つそれにローションを垂らす。
 腰上あたりに脚を開いて座り、尻をあげて硬く勃起したちんぽを掴みゆっくり挿入していく。

「ぁっ、ん…ちゃんと、入って、っるの見えるか…っ?」
「こんな小さい穴がいっぱいに拡がって…っ、すごいな」

 興奮した色を目に浮かべたシャムスに俺はぞくりとした。俺も久しぶりのセックスで興奮しているのか、意識しなくても中のちんぽを締め付けてしまう。
 生唾を飲み込んで、ゆっくり腰をグラインドさせていく。

「あぁっ、ん…っ、あ、ぁ…かた、い…っ、んっ、あ、はぁ…っ」
「っく、ダメだ…っ、もう出そうだ」
「いっかい、イッてもいいぞ…?っ、ほら…ぁっ、だしていいから…っ」

 シャムスは眉をひそめながら耐えているが、俺は搾り取るように腰を上下に動かしちんぽをしごき上げた。童貞のシャムスが耐えられるわけもなく、熱いものが中で弾けた。

「は、ぁ…っ」
「んっ…シャムス、きもちいいか?」

 息を乱しながらシャムスは頷いた。イケメンなのに童貞で、すぐにイッてしまったシャムス。そんな年下の男が可愛く見えて、俺は優しく口付けた。

「っ、今度はシャムスが俺をきもちよくしてくれよ」
「がんばる…が、期待するなよ」

 恥ずかしそうな顔に少しキュンとした。


*前 | 次#