水
「ラピリス家の子息が戦士になった…?」
それは僕にとって衝撃的なニュースだった。
彼は誇り高き水の国セシトリアの貴族だったからだ。
セシトリアは昔から綺麗な水で溢れていて
綺麗な街並として世界から注目を受けていた。
僕は古くから続く名家の家の貴族としても誇り高かった。
そんな誇り高き紳士の貴族の名を捨てて戦士になるなんて考えられなかった。
なんでそうするかな。
彼にとってなんにも不満なかったと思う。
おいしい水
美味しい食事
ふかふかのベット
広い家
ゴミ一つない街
溢れる金
それ狙いで近づく女には不満だったと思うけど。
何故なんだ?
「フランク坊っちゃま。お父様がお呼びです。」
亜麻色のそばかすだらけのお世辞でも可愛いと言えないメイドが入ってきた。
彼女は自分で純粋なセシトリア人と名乗っているが僕は知っている。
こいつはライバニア出身の風の国の子孫だと。
イライラする。
母上様と父上様は騙されている…。
「あっ…坊っちゃま、お荷物は私が持ち ま………」
「触るな!僕に触るな!穢れる!
セシトリアの血をいってきも引いていない者め!!」
ああ、ラピリス家の事といいコイツといいイライラする…。
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