バレンタイン(プラネ)


ずいと目の前に差し出された可愛らしく包装されたもの。
私は何事だと思い、見てみると自分より小さな、でも、年齢は遥か上のプラネさん。
彼女とはあまり話したこともなくただ、たまに、いつの間にか後ろに立たれていることが度々あった。
そんな彼女がどうしたのだろう。そう思いぼーっと考えていると、
常に少しつり上がっている眉がさらに釣りあがり足をリズミカルにトントンしだす。
どうしたのだろうと思うとさらにその包装されたものを私に押し付ける。

「早く。受け取る。」

早く、受け取る…?

……ああ、早く受け取れか。
私は「ありがとうございます。」といい受け取る。
受け取ると彼女は私に背を向け森の中へと消えていく。

舗装を綺麗に破り中を見てみる。
そこには可愛らしく色々な型をしたチョコレートとメモ紙。
チョコレートを一つとり口に放り込み、メモ書きを見てみる。

「三月十四日。絶対。」

シンプルにただそれだけ書かれていた。
…お返しが欲しいのね。




あ、これ中にバニラアイス入ってる。




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星空