ぐるぐる


二十九回ほどの春を越えて
二十九回ほどの夏を過ごし
二十九回ほどの秋を満喫した。

今は二十九回ほどの冬を過ごしている。

降り積もる雪は自分の心と反して白く光に輝き光る。

それを外に出て踏みにじると灰色になり硬くなる。

純粋な雪を見たくないから踏む。

灰色に染まっていけ。

ずっとずっと灰色のままでいろ。

八回目くらいの冬の時期から自分の心は灰色に染まり

君を知った時からまた白い雪が降った。

でもこの世に人という汚い生き物がいる限りその雪も踏まれ灰色になるわけで。

いつまで繰り返せばいいのだろうか。

いっそ降らないでよ。



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星空